義実家のご近所さんとのお付き合いって、一緒に住んでいないとあまり気にしていない人も多いのではないでしょうか。今回は急に義実家に住むことになり、お姑さんが原因のご近所トラブルに巻き込まれてしまった私の知人、Oさんのお話です。

「あなたのお姑さんからよ。この辺の人みんなに送ってるみたい」
そこにはOさんにはとても信じられないような内容が綴られていました。
「うちの息子の嫁は鬼嫁! 私たちをこの家から追い出して、老人ホームに入れる話を勝手に進められているんです。もうすぐ引っ越してきますが、うんと冷たくして思い知らせてやってくださいね」

「ひどい……」
Oさんは思わず涙ぐんでしまいました。
「老人ホームに入るって言ったのはお義母さんなのに……」
「あら、そうなの? それでこんなこと言うのはさすがにひどいわね。あなた嫁いびりされてるんじゃない?」
「え、全然気づきませんでした……」

お隣りさんはOさんのことを気遣い、みんなに本当のことを言ってくれると約束してくれました。
「実は毎日のようにこんなメールが来るから、みんなちょっとうんざりしてるのよ」
そう言ってお隣りさんは帰っていきました。

その後、お隣りさんが誤解を解いてくれたおかげでご近所さんのOさんに対する態度が変わり、皆にこやかに接してくれるようになりました。
「こんな形で嫁いびりされて、あなたも大変ね」
そう声をかけてくれる人も少なくありません。

Oさんは今回のことは旦那さんには言わず、老人ホームにも頻繁に面会に行って義両親に会っていますが、お姑さんを問い詰めるようなこともしませんでした。
「真面目に暮らしていれば、わかる人はわかってくれるからいいの」
Oさんは今でも地域の活動に積極的に参加し、ご近所さんからの信頼を集めています。

どんな噂をたてられても、自分の行動で潔白を証明できるのは素晴らしいですね。

ltnライター:緑子


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