体調が悪く、どうしても長期間仕事を休まざるを得ないこともありますよね。それが忙しい時期なら、同僚たちに申し訳ないと思ってしまうのではないでしょうか。今回は仕事を休んだことがきっかけで大変なことになってしまった私の知人、Aさんのお話です。

優しい同僚の正体

「Aさん、ちょっと……」
ある日、Aさんはひとりの同僚に呼び出されました。

相変わらずTさん以外の同僚たちはAさんに対して冷たい態度をとっていましたが、その同僚は他の人の目を盗んで話しかけてくれたのです。

「あのさ、体調不良って言って休んでたけど実は転職活動してたってほんと?」
「ええ!? 何それ、転職活動なんてしてないよ! ほんとに入院してたし、課長に診断書も提出したよ」
「やっぱり、そうだよね」
「誰がそんなこと言ってたの? もしかしてみんなの態度もそれが原因?」
「うん、実は……」
同僚が口にしたのは、信じられない事実でした。

なんとAさんにいつも優しくしてくれたTさんが、「Aさんは仮病を使って転職活動してる」と言いふらしていたというのです。
「ひどい……」

その後、同僚が皆の誤解を解いてくれたため、職場でAさんへの冷たい態度はなくなりました。

Tさんはといえば、でたらめを言いふらしていたことがバレたので、気まずさのあまり異動願いを出して違う部署に異動してしまいました。

どうしてそんなでたらめを言いふらしていたのか、Aさんには全くわからないままだそうです。

ltnライター:緑子


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