耳鳴りの症状に悩まされていた私。病院では異常がないと言われたのですが、ある日頭の中にハッキリとした声が聞こえてきて……。ちょっと怖くて不思議な筆者の体験談です。

ある日の出来事

耳鳴りの症状が出てから2ヶ月ほど経ったある日、私は仕事帰りに駅前の大きな交差点で信号待ちをしていました。その時です。急に耳鳴りがひどくなったかと思うと

「そっちに行っちゃダメ! 」

という女性の大きな声がハッキリと聞こえたのです。あまりの声の大きさに驚いて思わずしゃがみ込んでしまった直後、私の渡ろうとしていた交差点に信号無視のトラックが突っ込み、多数のケガ人が出る大事故が起きたのです。

あの声がなかったら……

その事故はテレビのニュースで報道されるほどの大きな事故でした。死者こそ出なかったものの、何人ものケガ人が搬送されたそうです。

私はあの時の「そっちに行っちゃダメ! 」という声が聞こえなければ、きっと巻き込まれていただろうと思います。

その女性の声には聞き覚えがなく、知らない声でした。それでも私を守ってくれたことに変わりはありません。

まとめ

不思議なことに、その日を境に耳鳴りはピタッと止まり、頭の中の話し声もまったく聞こえなくなりました。

この話を母にすると、私の生まれる前日に曾祖母が亡くなり、親戚からは「おばあちゃん(曾祖母)は〇〇(私)を守ってくれている」と言われたというエピソードを教えてくれました。

私は曾祖母の声を知りません……。もしかしたらあの女性の声は、私を守ってくれている曾祖母の声だったのかもしれないと思っています。

ltnライター:RIE.K

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.