職場の元店長のつきまとい行為に、辟易する女性Y。
そんなYのことを心配して、知人女性は信頼の置ける先輩に相談し、問題解決に励みます。
全てはYの為だったハズですが、思いがけぬ結末が彼女に待ち受けていました。
今回は、知人女性の衝撃体験の紹介です!

可憐な乙女の本音

こうして元店長も出禁になり、一件落着のハズですが、不思議なことにYの表情は沈んだままです。
普通ならば、付きまとわれなくなって安心するハズですが「まさか、こんなに早く対応してくださるなんて……」という発言を繰り返す彼女を見て、職場の皆も不信感を抱きました。

それから数か月後、知人女性は、とんでもない光景を見てしまいます。
なんと! 元店長とYが街中で並んで歩き、仲良く喫茶店に入っていったのです。
その時のYの表情は、非常に楽しそうで……。
元店長のことをストレスだと言っていたのがまるで信じられないくらいに。

不審に思った知人女性は、後日出勤した際に、Yにそのことを問い詰めます。
すると、Yは涙ながらにこう訴え始めるではありませんか!

「実は、街中でバッタリ元店長に会って、無理やり喫茶店に連れ込まれたんです。先日の出禁の件が納得いかないと言われました。ああ……私どうすればいいんだろう!?」
この涙を見て、知人女性は、Yは心配されたいだけだったのだと確信しました。
だからこそ、「自分をチヤホヤしてくれる」元店長が出禁になった時も、喜ぶ様子を見せなかったのでしょう。

Yに対する不信感は、既に職場でも高まっていたので、もう誰も彼女のことを相手にしませんでした。Yも自分がチヤホヤされなくなったことに寂しさを覚え、それからすぐにゲーム店を辞めてしまったといいます。

「付きまとわれて、困る」と言ったと思ったら、その相手とちゃっかりお茶するY。彼女の真意が全く分かりませんが、ただ心配されたかっただけかもしれませんね。

ltnライター:六条京子


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