出張帰りに電車に乗り込んだら、車両全体に塾帰りの子どもたちが。多少うるさい程度なら我慢もできますが、まさかの行動をとり始めた子どもたち……。そこで筆者が取った行動とは?

ついに、堪忍袋の緒が切れて……

すると子供たちは、車両内でボールを投げ合い始めたのです。
車両の端から、中央あたりに投げられ、また端に飛んでいきます。

あろうことか、座席に座っていた私にボールが飛んできました。「いたっ」と声が出ました。
子どもたちは、それを拾い上げて、また投げ合い始めます。
ごめんなさい、の一言もなく……。

そこで、堪忍袋の緒が切れました。
「君たち、一生懸命勉強しているんでしょう? 賢いはずでしょう? こんなことを電車でやってもいいかどうか、言われないとわからないかな?」
車両全体を見渡しながら、極力おさえて言いました。

本来、やって良いことと悪いことの区別はついているはずの子たち。
周囲の大人がどこまで許してくれるか、試したかったのでしょうか。

「賢いはず」という言葉が効いたのか、それまでの行動が嘘のように、電話は静けさを取り戻しました。
おかげで私も無事、平穏な気持ちで帰路につくことができたのです。

Itnライター:田中つぐみ


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