私の母から聞いた話です。母のスマホに「息子さんが事故を起こしました!」と弁護士から電話があったそうです。パニックになった母から電話を代わった父の対応は……?
画像: ftnews.jp
ftnews.jp

突然の弁護士からの電話

ある日の昼間のことです。私の母のスマホに、弁護士を名乗る人物から、電話がかかってきました。
「息子さんが、車で重大事故を起こしました。示談のために急いで30万円振り込んでください」とのことでした。

母は、すぐにパニック状態に!
「息子は無事ですか?」「どうしたらいいですか?」「銀行へ行くんですか?」
銀行のキャッシュカードを手に、電話相手にすがるような声を出します。
おろおろと部屋を歩き回り、いよいよ車のキーを手に取ろうとしました。

テレワーク中の父「俺に電話を代われ!」

そんな母の様子をじっと見ていたのが、テレワーク中の父。
職場では70を過ぎた今も、管理職を務める、娘から見てもやり手の父です。

母の電話から、瞬時に父は相手を「詐欺」だと気づいていました。
父が「何の電話や?」と聞いても、母ははぐらかします。
その間も、電話で話しながら部屋をウロウロ……今にも泣きだしそうになっていました。

「いいから、俺に電話を代われ! 全部俺が話つけたるから!」
ついに父が大きな声を出したので、母はスマホを手渡しました。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.