知人女性の趣味である「つまみ細工」を「くだらない趣味ね」と言って見下す姑。
そんな心無い言葉に傷付く知人女性でしたが、ある日、姑が予想外の行動に出ます。
今回は、知人女性に聞いた姑にまつわるスカっとエピソードを紹介しますね!

心当たりの無い布地

「あら? 色んな布が捨ててあるわ。私の使った覚えのない物ばかり……。一体何故かしら?」
ある日、ゴミ捨てに向かう際、知人女性はゴミ袋に見覚えのない布地がたくさん捨てられているのを発見しました。

そして疑問を抱きながら家に帰ると、普段は高飛車な態度の姑が、珍しく恭しい態度で話しかけてくるではありませんか。
「あの、悪いんだけど……。つまみ細工の作り方を、教えてくれないかしら?」
「え?」

まさか、あの姑が自分からつまみ細工の教え方を請うなんて……。予想外の事態にビックリする知人女性でしたが、姑がその理由について説明し始めました。

2人仲良く創作

「実はデイサービスで、あなたの作品を持って行って、私が作ったと嘘をついたのよ。そしたら皆、教えて欲しいと言い出して、今度、デイサービスでつまみ細工の講習会を行うことになったの。でも、私は実際は何も出来ないから……。自力でやろうとして、こんなに布を無駄にしちゃったわ」

そう打ち明ける姑の顔は、真っ赤になっていました。今まで散々、つまみ細工のことを否定していたので、今更、教えて欲しいなんて都合が良いと自覚していたのでしょう。
ですが人の好い知人女性は、笑顔でこの頼みを聞き入れました。

「もちろんです! お義母さんがつまみ細工に興味を持ってくれたなんて、嬉しいですわ。早速、一緒に作ってみましょう!」
こうして知人女性の丁寧な指導もあり、姑は教えられるレベルまでの技術を取得します。

結果、デイサービスでも姑の講習は大好評を得て、姑も満足気でした。
「今まで、意地悪ばかり言ってごめんね。あなたのお陰で、皆からも感謝して貰えたわ!」
その言葉を聞いて、知人女性も苦労が報われたと実感したそうです。

せっかくの趣味なら、けなすのではなく、その魅力を認めてあげたいものですよね!

ltnライター:六条京子

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