令和になったとはいえ、まだまだ古い価値観を持ち続けている人も少なくありません。今回は時代錯誤な姑にとんでもない指示を出されたエピソードを友人が話してくれました。
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「嫁は婚家に絶対服従!」

A子は数年前に結婚しました。
結婚前から彼に「うちの実家は田舎だから、考えも古臭くて……」と言われていたので覚悟はしていたものの、実際その古い価値観には驚かされることの連続!

特に姑はその傾向が強く、口癖は「嫁に来たんだから家に尽くすつもりでね」。現代っ子で、そんな価値観に全く馴染めないA子はいつも違和感を感じていました。

長男の嫁なんだからお墓も……

そんな姑が、最近では歳のせいかお墓のことを気にするようになったといいます。
夫は長男なので、このままいけばお墓も継ぐことになります。だからといってA子がそのお墓に入るかどうかはA子の自由ですが、姑はA子に「あなたも先祖代々の墓に入るのよ、長男の嫁なんだからお墓の中でもご先祖様のお世話をするつもりでね」と同じお墓に入ることを強制!

A子は内心「今から死んだ後のことを言われても……」とドン引きしていました。

舅が亡くなったあと、お墓を継いだ夫を説得

そんなある日、長年闘病していた舅がついに亡くなります。必然的に夫はお墓も継ぐことになってしまいました。
「このままじゃ姑の言うとおりになってしまう……」危機感を感じたA子は、夫を必死に説得!

「私たちだけならいいけど、私たちの子どもの代までお墓のことで困らせたくないよ」というA子の言葉に心を動かされ、ついに夫はお墓を閉じる決意を固めてくれました。

姑は激怒! しかし?

それを知った姑はもちろん激怒!
「墓じまいなんて聞いてない。私も、息子も、嫁も、みんな同じ墓に入るのよ!」とわめき散らしましたが、今まで散々”長男だから”と色々押し付けられてきた夫もついに我慢の限界だったのか、「俺は”長男”だし、墓を継いでるのも俺。だから墓をどうするかは俺が決めるよ」と姑を一喝。

姑は自分が言い続けてきた”長男”という呪縛のせいで、お墓のことに口出しする権利を永遠に失ってしまったのです。

まとめ

古い価値観の全てが悪いとは言いませんが、そこにこだわり続けていると本当に大切なものを見失うことにもなりかねませんよね。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの

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