「子どものイヤイヤ期は大変!」と心の準備をしていたけれど、第二子は穏やか君。このままイヤイヤ期らしいイヤイヤ期もなく過ぎ去るのかと思いきや、息子のイヤイヤ期は意外なところにあったのです……。
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6歳差で生まれた第二子の息子

37歳で第二子の息子を出産した私。上の娘とは6歳差です。娘は年長で、毎日幼稚園の送迎があり、息子は強制的に娘の生活リズムに振り回されることになります。「2人育児は大変なんだろうな……」と退院後に覚悟を決めた私ですが……。

なんと、息子は退院初日から娘と同じ時間に就寝するというミラクルを起こしました。もちろん新生児なので夜中に何度か起きますが、ミルクを飲めば寝てくれます。朝は機嫌がよく、娘を幼稚園に送って帰宅し授乳するとまとめて昼寝をし、夕方も割と上機嫌。さすがに夜はぐずりますが、寝てしまえば授乳以外は起きません。「なんて親孝行なの……!」と感動したものです。

イヤイヤ期も楽勝?

娘の生活中心の傍ら、息子はすくすくと成長していきました。娘は小学生になり送迎はなくなりましたが、習い事や学校行事で割と忙しく、息子は相変わらず連れまわされる生活が続きます。

1歳になると歩き始めて行動こそ活発になりましたが、性格は相変わらず穏やかです。一般的にイヤイヤ期と言われる2歳を迎えても優しく、自由気ままにニコニコと遊んでくれるので、正直楽でした。

「そこ!?」まさかのイヤイヤポイント

ある日、娘が学校に行っている間に2歳になった息子と大きな公園へバスでお出かけすることに。その公園は電車ルートもあり、息子は子鉄なので帰りは電車で帰ろうと約束しました。公園を満喫してそろそろ帰る時間。イヤイヤ期が穏やかな息子は「帰りたくない!」なんてぐずりません。「そろそろ帰ろうか」「いいよ~」と平和なやり取りをして公園を出ると、ちょうど帰り方面へ行くバスが到着しました。

公園で遊んでヘトヘトだった私。息子も相当疲れているはずです。私は「バスに乗っちゃおう!」と息子の手をつないで走ろうとしました。すると、息子は今世紀最大のイヤイヤを発動。突然「イヤーーーー!!!」と叫び、見たことないくらい激しく抵抗したのです。「早くおうちつくよ」と説得しても「イヤーーーーー!!!」しか返ってきません。

「もしかして電車を楽しみにしてたの?」と聞くと頷く息子。そこで初めて息子が電車で帰るのをとても楽しみにしていたことに気付く私。約束を破った私が悪いので丁重に謝罪して「電車で帰ろう」と言うと、息子の機嫌はコロッと直りました。息子の意外なイヤイヤポイントは「電車」だったのです。

息子は鉄の道を驀進中!

どこへ行っても帰りがスムーズな息子が「帰りたくない!」と初めてぐずったのは鉄道博物館でした。結局夫が抱っこして宥めながら強制的に車へ移動。その後、息子は順調に鉄の道へ進んでいます。

息子はすでに10歳。最近はジオラマがお気に入りで、いろいろな場所にある鉄道博物館に行くといつまでもいつまでもジオラマを見て喜んでいます。穏やかな性格はそのままですが、鉄道への探求心とこだわりがすごいです。ボロボロになるまで読み込んだ本の知識を得意げに披露する息子。このまま立派な鉄オタになるでしょう……。

ftnコラムニスト:ききた


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