ホラー映画ほどではないけれど、日常の中でちょっとした恐怖を感じたことはありませんか? 夏になると怪談の類もよく耳にするようになりますよね。というわけで今回は、友人が聞かせてくれた少し背筋が寒くなるようなエピソードをご紹介します。
画像: ftnews.jp
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同棲決定! ウキウキで新居探し

友人のA子は付き合って1年の彼と同棲することが決まり、ウキウキしながら新居探しをしていました。
お互いの会社との距離を考え、ある程度エリアを絞って不動産屋に行き、実際に何件か内覧して吟味していたそうです。

数回の内覧を重ね、A子はやっと「ここだ!」と思える部屋に出会いました。駅からの距離、間取り、設備、どれもA子と彼氏の条件をクリアしていたのです。
唯一、ベランダがなく窓の外に出られないことがネックでしたが、「洗濯物は部屋干しすればいいか」と妥協することにしました。

不動産屋が突然慌てだして……?

契約が決まる運びになり、案内してくれた不動産屋の担当者も嬉しそう。ところが、事務所に戻って具体的な契約をしましょうか、と話していたその時、急に不動産屋の担当者の顔色が変わりました。

そして慌ててカバンの中から雑巾を出し、窓から身を乗り出して外側を拭き始めたのです。
「前に住んでいた人の汚れが残ってたみたいです!」
引きつった笑顔で言う担当者……。

窓についていたのは

窓についていた汚れは、小さな子どもの手形でした。
A子がよく見てみると、窓中にペタペタと手形がついています。「2LDKだし、前は小さい子どもがいるファミリーでも住んでいたのかな?」とA子は思ったそうです。

彼氏「ここはヤバイ」

しかし内覧を終えて部屋を出ると、彼氏がA子にしか聞こえないような小さな声で「この部屋はダメだ、やめとこう」と言うのでビックリ!

「どうして? ベランダがないだけで、あとは理想どおりじゃん!」とA子が言うと、彼氏は青ざめて「ベランダがないからだよ! なんで窓の"外側"にびっしり子どもの手形がついてるんだ? おかしいだろ!」と言い返しました。

A子はやっとその意味に気付き、ゾッとしたそうです……。

まとめ

結局、A子と彼氏はその部屋を契約するのはやめて、ほかのマンションにしたそうです。
不動産屋の担当者の態度から察するに、おそらく担当者は過去にその部屋で何があったのかを知っていたのかもしれません。
A子と彼氏はあえて聞かなかったそうですが、一体どんな真実が隠されていたのでしょうね……。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの

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