義理の両親との付き合い方に悩む人も多いのではないでしょうか? 姑や舅の気持ちが分からなかったり対応に戸惑ってしまうこともありますよね。というわけで今回は姑との関係に悩んだ経験のあるA子に話を聞きました。
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不妊で悩み中、姑に思わぬ言葉をかけられ……

A子は結婚して3年たちますが、なかなか子どもができません。30代後半ということもあり、「そろそろ不妊治療したほうがいいのかな……」と悩む日々です。

そんなある日のこと。夫が仕事で留守のときに、近所に住む姑がやってきました。
近所とはいえ、姑も仕事をしているのでなかなかゆっくり話す機会もなく、これまで2人きりで会ったこともなかったA子。

緊張しながら世間話をしていると、その流れで姑から「私はね、孫なんていらないのよ」という言葉をかけられ、A子は驚きました。

子ども好きなはずなのに、どうしてそんなことを?

姑はもともと小学校の教師をしていて、大の子ども好き。今も近所の保育園にパートに行っているくらいなのです。
てっきり初孫であるA子と夫の子どもを待ち望んでくれていると思っていたのに、一体なぜ?!

もしかして、私には孫を産んでほしくないということ? 実は私は嫌われているの……? 日頃から不妊の悩みを抱えていたA子は、どんどんマイナス思考になってしまったといいます。

たまらず姑本人に聞きに行くと

夫にもなんとなく話すことができず、それから数日間A子は1人で悩みました。そしてついに、「もう、本人に聞いてみよう」と姑に直接聞きにいくことに!

突然のA子の来訪に驚きつつも、姑は喜んで迎えてくれました。そして、A子が悩んでいたことを打ち明けると……
「そんなに悩ませてしまってごめんね。私が言葉足らずだったね」と姑は謝ってくれ、真意を話してくれました。

そこまで考えてくれていたなんて……

実は、姑自身も昔不妊に悩んでいたのです。
しかも、その時に周囲から「早く跡継ぎを産んでくれないと困る」「子どもができなきゃ一人前の嫁とはいえない」などと心ない言葉をかけられて、とても辛い思いをしたそう。

自分は息子の妻にそんなことは絶対に言いたくない、そんな思いはさせたくない! という思いから、A子にプレッシャーを与えないように姑は「孫はいらない」と言ってくれたのでした。

「孫ができたらもちろん嬉しいし可愛がるけど、大前提として息子とA子ちゃんが幸せでいてくれたらそれだけでも十分なのよ」という姑の優しい言葉に、A子は思わず涙したそうです。

まとめ

自分の本当の親ではないからこそ、なかなか本心を聞きづらく、気持ちを溜め込んでしまいがちですよね。あえて真正面から向き合うことでそれを突破したA子は、きっと今後さらに姑といい関係になっていけるに違いありません。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの

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