夫婦そろってDIYが趣味という友人。遊びに行くたびにおしゃれに変化していて、いつも楽しみにしていました。しかし、ママ友とひと悶着あったようで……。今回はその友人から聞いたクレクレママの話をご紹介します。

中古物件を自分たちでDIY

子供が幼稚園に入ったのを機に、賃貸マンションから中古戸建てに引っ越しました。
新築にも憧れましたが、私たち夫婦の共通の趣味がDIYなので、二人で楽しみながら生活できる中古戸建てにしたんです。

築30年で平成初期の物件は、当時のまま最低限のリフォームのみで、水回りも時代を感じるものでした。物件価格を抑えられた分、盛大にDIYしようと張り切った私たちは、室内を大好きな北欧風にリフォームすることに。
二年くらいかけて、理想の家づくりを進めました。

DIY好きだと幼稚園で噂に

幼稚園で知り合い仲良くなったママ友さんが遊びに来ることもあり、私がDIY好きで家を大改造しているという噂が幼稚園に流れました。

すると、同じクラスのママB子さんが、DIYに興味があるから見せてほしいと訪ねてきました。
B子さんの家も中古戸建で、リフォームせずにそのまま暮らしている状態。
外観からは想像できないようなインテリアの我が家に感動し、自分たちもやってみたいので教えてほしいと話すB子さんに、仲間ができたと嬉しくなってすぐに仲良くなりました。

ママ友からおねだりされるように

最初は棚板の増やし方や壁紙の貼り方など簡単なもののレクチャーをしていたんですが、
「私さんが作った小物入れ、とっても素敵♡ こんなのがあったら、うちも少しは可愛くなるかな……」と、我が家と同じものがほしいと言い出したBさん。
しかし、B子さんは専業主婦で旦那さんの稼ぎも少なく、お金がなくて材料を買えないというので、うちの倉庫にある材料を使って同じものを作ってあげました。

それがよくなかったようで、要求は次第にエスカレート。
「みんなみたいに幼稚園カバンを収納する棚を買ってあげたいけれど、お金がなくて……」
「キッチンワゴンが壊れて困っているけど、買い替えるお金なんてない……」
というB子さんが気の毒で、その都度作ってあげていました。

利用されていたことがわかり……

気が付くとB子さんの要求するものを作ってばかりで、我が家のDIYどころではなくなっていました。
私が使おうと思って残しておいた倉庫の材料もなくなり、今度は我が家がピンチに。
ある日、共通のママ友に愚痴をこぼしていると、驚きの事実がわかったんです。

なんと、B子さんはお金がないと言いながら毎週高級ランチに通い、私のことを”お抱え家具職人”と呼んでいたんです。
無料で作ってくれるからお金が浮いてラッキーと話しているそうで、頭にきた私はこれまでの材料費と手間賃を一覧にして請求書を作成。
そんなことは知らないB子さんは、次はこれがいいな♡ と言ってきたので、ママ友に聞いた内容を話して請求書を突きつけてやりました。

その後

それ以降、B子さんは我が家へ来ることもおねだりもなくなりました。
困っているB子さんのために……という思いで作っていたので、裏切られたという気持ちが大きく、しばらくは落ち込みました。

自分の趣味や特技を知られてしまうと、場合によってはクレクレママを呼ぶことになるかもしれません。みなさんも気を付けてくださいね。

ftnコラムニスト:karira

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