モラハラ夫は一見、とても温厚に見えます。それもそのハズ。まずは相手を信頼させ、逃げられないポジションに置くのが彼らの目的なのですから。
知人女性もまた、結婚後に夫の本性を垣間見たのでした。「この人となら幸せになれる」そう信じて疑わなかった彼女が、離婚を決意した理由とは一体なんだったのでしょうか?
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優しくて頼れるスパダリ!

知人女性は、資格取得の為に通っていた専門講座の男性講師と交際をしていました。
講師はとても優しい男性で、生徒達の憧れの的だったようです。そんな彼にまさか自分が声を掛けてくれるとは思わず、知人女性は天にも昇る心地で、講師との交際をスタートさせたのでした。

「彼は私より一回り以上年上なのもあって、落ち着いた大人の男性なの。彼となら、幸せになれるって実感しているわ」
そう言って彼女は、交際一年後に講師との結婚を決めたのです。

狂気を感じ、実家へトンボ帰り

無事に入籍も済ませ、同棲をスタートさせる二人でしたが、急に講師がこんなことを言い出しました。
「俺達も夫婦になったことだし、これが俺の妻になる上での心得ね!」
そういって講師から渡された「誓約書」と書かれた用紙を見て、知人女性は絶句します。何故なら、そこには、とんでも無いことばかり書かれていたのです。

「家事は全て妻の務め。疲れているや風邪だからは理由にならない」
「夫のプライベートには詮索しない。だが、妻はスマホのやりとりを全て、夫に見せること」
「約束が守れなかったら、ペナルティとして食事を抜く」

文面に恐怖を覚える彼女に対し、講師は「早くサインして!」と言いますが、冗談じゃありません!知人女性はなりふり構わず、すぐさま実家へ逃げ帰ったのでした。

「支配したい」という歪んだ愛情

知人女性はこの誓約書を家族に見せ、すぐに離婚を決めました。講師は「冗談だよ」と言いましたが、例え冗談だったとしても、笑って済まされる行為ではありません。

幸いに、まだ結婚式を挙げる前だった為、離婚も比較的にスムーズに行われたそうです。
後で専門講座の関係者に話を聞くと、講師は生徒にちょっかいを出していることで有名だったといいます。ですが、付き合っている最中に講師に対し、相手が違和感を抱き、破局するケースが殆どでした。

そんな経緯もあって講師は「自分の本性を隠さねば、相手に逃げられてしまう。結婚までは、聖人を演じなくては」という考えに至ったのでしょう。
それからも講師に関する悪い噂が絶えず、結果的に彼は職を失ってしまったといいます。
願わくば、これ以上、彼の優し気な微笑みに騙される被害者が出ないことを祈るばかりです。

ftnコラムニスト:六条京子


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