25歳で周りより早く結婚した私は、結婚当初から子供を望んでいました。「まだ若いし妊娠なんて簡単にできる」と思っていた私でしたが、妊活を始めてもなかなか授かることができません。そして気が付けば、妊活開始から2年もの月日が流れてしまったのです。
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子供ができにくい体質

私はもともと生理不順。これが不妊の原因ではないかと疑い、クリニックで検査をしてもらうことにしました。その結果、持病が見つかり、子供が出来にくい体質であることが分かったのです。

とてもショックを受けましたが、時間がもったいないと思った私は、そのクリニックですぐに不妊治療を開始します。しかし、それから1年経っても子宝には恵まれませんでした。

友人の妊娠出産を喜べない

そして、後から結婚した友人たちが続々と妊娠出産。その姿を素直に喜べない私は「もう無理。子供を産めない私は女失格だ」と自暴自棄になっていきました。

この時の私は、精神的に相当不安定でした。「もう何も楽しめない」と感じるようになり、毎日自分を追いつめていたのです。

「辛いなら無理しなくていいよ」

そんな私を救ってくれたのは夫でした。「また生理が来た」と泣きじゃくる私に夫がこう言ってくれたのです。

「辛いならもう無理しなくていいよ。2人でいる毎日が幸せだし、俺にとって一番大事なのは妻ちゃんだから」

これを聞いた私は、自分の心の中のモヤモヤがスーッと晴れたような感覚がしました。

子供のことで頭がいっぱいだった私は「一番大切なのは人生のパートナーである夫」という当たり前のことに気づけたのです。

それからは、夫婦で旅行に行って気分転換をするなど、不妊治療以外のことにも目を向けられるようになりました。

1人で悩みを抱え込まないで

それから8年経った今、不妊治療を乗り越えた私は、ありがたいことに2人の男の子のママになりました。年月が経った今でも、夫から言われた言葉は大切に胸にしまってあります。

不妊の悩みは1人で抱え込みがちです。まずはパートナーである夫に、相談したり、支えてもらったりするなど、前向きに治療に取り組んでいける環境を作っていけると良いですね。

ftnコラムニスト:はぴまる


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