娘が5歳、息子が3歳のときのお話です。波のプールで遊ばせていると、小学生の男の子たち数名が息子の前を通り過ぎました。その時、一人の男の子の足が息子の体に当たり、息子はプールで転んでしまいました。それを見ていた娘。走って小学生軍団のところまでいき「弟が怪我しちゃうでしょ。小さい子がいるところでは走っちゃだめだよ」と注意しました。すると、小学生集団がやってきて……。
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姉弟喧嘩が絶えない2人

今日も朝から喧嘩をしている2人。原因は、いつも些細な事です。

娘が一生懸命作ったブロックのお家に、手が当たって壊してしまった弟。

ギャン泣きする娘をきょとんと見ている弟。
「おれ、悪くないし」
「まさとが、壊しちゃったんでしょ!」

謝れ、謝らないの言葉が行き来している。いつもの風景です。
日ごろは仲良し姉弟とは言えないのですが、弟が困った時には、力を発揮するお姉ちゃん。

その姿が微笑ましくて、私はいつも癒されています。

家族でプールに遊びに行った日の出来事! 息子が転んでしまう

家族でプールに遊びにいった日のことです。

その施設は大人も子供も楽しめるプールで、いつも大勢のお客さんで賑わっていました。

2人を浮き輪に乗せ、流れるプールで遊んだり小さな子供も滑れる滑り台で滑ったり、家族で楽しんでいました。一通り遊び終わって、娘が波のプールに行こうと言い出し家族4人で行くことになりました。

足が届かない場所は危ないので、波が少ない場所で娘と息子が遊んでいたときです。

3人の小学生が、娘と息子の傍を走って横切りました。その瞬間、男の子の足が息子に当たってしまい、息子は転倒。プールにまともに顔をつけてしまい、ギャン泣き。

すると凄い勢いで、娘が小学生軍団を追いかけました。

「弟が怪我しちゃうでしょ!」小学生集団に抗議する娘

私は咄嗟のことで、泣く息子をあやしていました。

顔を上げると娘がいません。

「パパ、娘ちゃんは?」
主人は笑いながら答えました。

「娘なら、走って小学生集団のところに行ったよ」

娘の声が聞こえてきました。
「弟が怪我しちゃうでしょ!」
「小さい子がいる場所で、走ったら危ないでしょ!」
「弟、転んじゃったんだから」

小さな身体で、一生懸命抗議する娘。

それから、小学生集団は娘と一緒にやってきました。

「ごめんね」「大丈夫?」
心配する小学生たち。

息子は照れながら、コクリとうなずいていました。

いつも喧嘩ばかりの2人ですが、いざという時には力を発揮するお姉ちゃん。
このままスクスク育ってほしいと思っています。

ltnコラムニスト:立花彩夏

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