優しさは人それぞれ。分かりやすい優しさを見せる人もいれば、その逆の人もいます。今回は転職をきっかけに人の優しさに触れたエピソードを、筆者の友人に聞きました。
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心機一転、別の業種に転職

友人のA子は昨年、30歳になったのをきっかけに別業種への転職を決意! 長年働いてきた会社を辞め、勉強して資格を取得し、なんと保育士として働き始めました。

ずっと憧れていた仕事に就けて充実感を感じつつも、慣れない環境での再スタートはなかなか大変だったといいます。自分で選択したとはいえ、これまでやってきたこととは全く違う仕事内容に戸惑う日々。やはり時々は辛くなるときもあったそうです。

園長先生に呼び止められ……「まさか怒られる?!」

新しい環境でなかなか思うように仕事をこなせず、焦りを感じていたA子。そんなとき、仕事終わりに勤務先の園長先生に呼び止められました。

「仕事ができなさすぎて、園長先生に注意されるのかも……」内心ハラハラしていたA子でしたが、園長先生の口から出た言葉は予想外のものでした。

意外な人物からの言葉に思わず涙

A子の心配をよそに、園長先生が笑顔で話してくれた内容は……

「年金関連の手続きで、A子さんの前の会社に連絡させてもらったんだけど、わざわざ元上司の方が電話口に出てくれてね、『A子を宜しくお願い致します。本当に一生懸命で、素直で、いい子ですから。何卒宜しくお願い致します!』と言ってらしたよ」
というものでした。

あの人がそんなふうに思ってくれていたなんて

その上司は部署内でも厳しくて有名な人で、A子も何度も怒られたことがありました。それなのに、転職した自分のことをそんなふうに言ってくれるなんて……。意外な人物の優しさに触れて、A子は思わず涙ぐんでしまったんだとか。

まとめ

後日、A子が元の職場に顔を出したとき、その上司にこっそりお礼を言うと、顔を真っ赤にして照れていたそうです。
厳しい人=優しくないわけではなく、優しいからこそ汚れ役を担ってくれていることもあるのかもしれませんね。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの

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