年齢を重ねた中高年よりも、意外と子どもたちのほうが常識的で優しかったりしますよね。今回は小さな王子様に助けられたエピソードを、筆者の友人から聞きました。
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夫の会社の懇親会に参加

友人のA子は昨年の年末、夫の会社の懇親会に参加しました。
夫の会社では毎年年末になると会社主催の懇親会があり、社員の家族も呼んで有名ホテルの大ホールで盛大に行うことが恒例です。

当日、ドレスアップして食事やお酒を楽しんでいたA子でしたが、お酒に酔った夫の上司が悪ふざけを始めて不穏な空気に……。

完全にセクハラ! 上司の悪ふざけがひどすぎる

上司は、社員の妻たちがたくさん来ているのをいいことに、「お前の奥さんは60点!」「そっちの奥さんは50点!」と、妻たちの容姿に点数をつけはじめたのです。

A子自身も「顔は美人だけど身長が高すぎるから68点!」とかなり失礼なことを言われ、不快な気分になりました。
令和の時代にこんなこと言う人がいるなんて……と呆れつつも、夫の上司ということもあり強く言い返せない状況に、A子はイライラしていたそうです。

颯爽と現れて救ってくれたのは?

社員や妻たちが言われるがままでいるのをいいことに、ますます図に乗る上司。今度は若い女性社員を捕まえてセクハラ発言を繰り返します。

その時、6~7歳くらいの男の子が現れ、上司に一言。

「人の見た目に点数をつけるなんて下品だよ。おじさんの中身は0点だね!」

と言い放ったのです!

仕上げはまさかの人物

上司は顔を真っ赤にして言い返せず……。
その直後、男の子のあとを追いかけてきたのは、なんと社長でした。

「うちの息子が失礼したね」とにこやかな社長。
しかし続けて「でも君はもっと失礼なこと社員の妻の皆さんにしたようだね。ちょっと向こうで頭を冷やしてきなさい」と、穏やかながらも有無を言わさない口調で、上司を別室へと追い払ってくれました。

その後、社長は妻たちに丁寧に詫び、社長の息子は「みーんな100点だよ! 来てくれてありがとう!」と1人1人に言って回ってくれたそうです。

まとめ

さすがは社長&息子……! A子たちは、上司の不愉快な言動も一瞬忘れて感動したんだとか。
子どもなのにそんなにしっかりとした価値観と勇気を持っているなんて、素晴らしいことですよね。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの


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