私の分娩中、旦那は助産婦さんに注意された。何度も痛みがピークを迎え1人痛みに耐えている横で
旦那は呑気にテレビを観ていた。私は痛みのせいで、旦那を怒る元気もない。助産師さんが経過を見にきても旦那は呑気にテレビ鑑賞。それを見かねた助産師さんの一言。「旦那さん! テレビ消しましょうか!」少し怒り気味の助産師さん。その言葉を聞いていた私は助産師さんが神様に見えました。
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初産だ! 陣痛が始まった

臨月に入って出産準備も完璧。
弱い陣痛が始まり、私は不安になり旦那に連絡をしました。

すぐに会社から帰ってきてくれ
陣痛が短くなるのを2人で待っていました。

(後で旦那に聞いたのですが、会社が休めてラッキーと思ったそうです。
それを聞いた私は、ずっこけそうになりました)

陣痛の間隔が短くなり、旦那の車に乗って産婦人科へいくと
分娩室はいっぱいで、私は和室の待機室で待つことになりました。

え!? ここで出産するの? うそでしょ!?
痛みと共に不安が押し寄せました。

陣痛が少しずつ強くなり、助産師さんも慌ただしく何度も様子を見にきてくれます。

旦那はと言うと、和室に寝っ転がり野球中継を観ていました。

どんなときも旦那はマイペース

私はテニスボールを持参していました。
陣痛が強くなると、テニスボールを肛門に当て強く押すと
痛みが軽減されるとママ友から聞いていたからです。

私は痛みが強くなると旦那に言いました。

「ボールを肛門の辺りに当てて強く押してね」
「そこじゃない。もっと強く押して」

旦那はテレビを観ながら、なんどもボールを押し当ててくれましたが
うまくいきません。

そりゃあそうですよね。
旦那はテレビ観戦のほうが大事なのですから……。

私は痛みのせいで怒る気力もなく、汗びっしょり。

そんな私達を見て助産師さんが声をかけてくれました。

旦那! とうとう助産師さんに怒られる

「痛みの間隔が短くなってきましたね」
「もうそろそろ出産が始まりますよ。頑張ってね」

私に優しく話しかけてくれる助産師さん。
ありがとうございます。

そして、くるっと旦那のほうを向きひとこと言いました。

「旦那さん! いい加減テレビを観るのはやめましょうか! 奥さんは初産ですよ。
あなたがそばで声かけをしてあげなくちゃダメでしょ」

マイペースな旦那に喝を入れてくれました。

旦那は慌ててテレビを消し、私の横に座りもごもご何か言っていました。
私は泣きたいくらいの痛みに耐え、泣き笑い。

初めての出産、助産師さんが神様に見えた1日でした。

私の友達夫婦のお話です。
今でもマイペースな旦那さん。旦那さんの話をクスっと笑いにかえる友達は最高です。

ftnコラムニスト:立花彩夏


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