以前勤めていた会社には、やりたくない仕事は全て私に押し付けてくる課長がいました。しかし、ある日突然ぱったりとそれが無くなりました。一体、何があったのでしょう?
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立場の弱い若手女性社員

私が配属されていた部署は、年功序列、男性社員の方が偉いという風潮がありました。

その風潮のせいか、私より下の社員は誰もいませんでした。また、もともと女性社員は少ない職種だったので、部署の中で飛びぬけて私の立場は弱かった。

当然のことながら、何か雑用業務があれば引き受けるのは私です。同じ部署だからと、別業務のチームの雑用を押し付けてくる社員も。その筆頭が、課長でした。

出社業務を全て押し付ける課長

コロナ渦、政府の要請により私の職場もリモートワークに切り替わりました。しかし、仕事の特性上、どうしても出社しなければできない業務が存在します。

出社したくない課長は、自分の出社業務は決まって私にやるように指示を出します。ついには、自分のお気に入りの社員の出社業務まで私に押し付ける始末。

心配してくれる仲の良い女性社員

そんな時、仲の良い女性社員が、私だけ異常な出社回数と残業時間だと心配して声をかけてくれました。

「この部署は、若い子が面倒な業務を全部しなきゃいけない決まりでもあるの? 誰に言われるの?」

私は、「決まりはないけど、そういう風潮ではありますね。言ってくるのは、課長です。」と愚痴をこぼしました。

ついに課長に天罰が!

課長から話したいことがあるので、今から通話できないかと呼び出しが。私は、出社業務を押し付けられるのだろうと思いながら応じました。

すると、珍しくカメラをオンにしていた課長が頭を下げながら、「今まですまなかった。」と謝ってきたのです。

後から聞いた話ですが、私の仲の良かった女性社員は、部長の奥さんだったそう。部長が奥さんから私の話を聞き、課長に注意していたのです。

それ以降、課長から仕事を押し付けられることはありませんでした。

ftnコラムニスト:夏野ゆきか


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