地味だった私【垢抜けて、大逆転】同窓会で男性にチヤホヤ！ → 『なんだアイツかよ』と言われるも、ある事をし？

見事な垢抜け

中学、高校時代はノーメイクでした。そんな私ですが、大学卒業後は大手化粧品メーカーに就職して、美容部員をすることになりました。昔はお値段手頃な化粧水とかを使っていたのですが、仕事柄、少しお高めのものを使うようになりました。また、お化粧も勉強して、どうすれば平面的な顔を、より立体的に見せるのか等、自分の顔を使って日々勉強していました。

最初こそあまり上手くはありませんでしたが

お化粧も最初はうまくできませんでしたが、雑誌や会社の研修、先輩方の指導もあり、段々と上達していきました。お化粧のアドバイスやメイク用品の売り方もうまくなり、売り場に訪れてくれたお客様も沢山の化粧品を買ってくれるようになりました。自分に自信がついた頃、高校の同窓会のお知らせが自宅に届いたので、懐かしさも手伝って行くことにしました。

会場で男の人に囲まれ……

一応、同窓会にお化粧はして行きました。
最初はみんな、高校のとき地味だった私だとは気が付かず、「え、誰？？」みたいな感じでした。なぜか男の人が何人か寄って来てくれて「ごめん、誰だか分からないんだけど……」みたいになってしまい、周りにいた女性があからさまにチラチラ見て来て少し困りました。

昔は地味だったのに……

そのうちに私が、かつての地味な女子だったことが判明してしまい、「何よ、メイクで誤魔化してるだけじゃない」「化粧詐欺じゃん」とまで派手な女の子たちから聞こえるような声で言われてしまいました。流石に悔しかったので、トイレに行ってお化粧を落とすことにしました。お化粧を落としてから会場に戻ったのですが、「肌がモチモチだね！」と逆に褒められました。「さっきはごめん」と謝罪の言葉までもらいました。常日頃、きれいな肌を保たなければならない美容部員は大変ですが、今回ばかりは美容の仕事をしていてよかったと心から思いました。

ftnコラムニスト：サンマ雲