一生懸命小銭貯金を続けていた友人夫妻。何年後かに海外旅行に行く! という目標を立てて貯金箱にお金をせっせと貯めていたのだそう。しかし、ある日友人が貯金箱を持ち上げてみると、なんだか軽いな、減ってる気がする……。気になった友人が「貯金箱が軽くなった気がするんだけど!」と夫に話していると……。

夫婦の目標

友人夫妻はとても旅好きで、独身の頃は2人ともいろんな国へ旅行に行っていました。

結婚して子どもが産まれた友人夫妻は、以前のように簡単に海外旅行には行けなくなったのだそう。

そこで夫婦は貯金箱を購入し、2人で協力して旅行費用を貯めることにしたのだとか。

友人は、家計を圧迫させない為に貯金のルールを決めました。
それは、100円以下の小銭が自分の財布に入っていたら、貯金箱に入れるというもの!

中身が見えない貯金箱

中身が見えない貯金箱にすることで【今どのくらい貯まったのかな?】と考えるのも楽しみのひとつになっていました。

友人は、貯金箱がだんだんと重くなっていくのをときどき確認しながら、貯金をゲーム感覚で楽しんでいたそうです。

100円以下の小銭ばかりなので、思ったよりも頻繁に貯金することもできていました!

しかし、この中身が見えない貯金箱が後に仇となってしまうのです。

貯金箱の位置

貯金箱は、玄関の靴箱の上に置いていました。

玄関に置いておくことで、外出から帰宅してすぐにその場で財布から小銭を取り出す習慣をつけるようにしたのだとか。

友人は貯金箱を靴箱の右端にいつも置いていたのですが、なぜか真ん中に移動していることが何度かありました。

友人は夫が動かしているだけだろうと、その時は気にかけなかったそうです。

しかし、久しぶりに貯金箱を持ち上げてみると……! 一ヶ月前と重さがほとんど変わっていないような気がします。

中身が見えないだけに目視で確認出来ず、しっかりと小銭の量を把握できていなかったのだそう。中身が見える貯金箱だったら、貯金額の変化を都度確認できたのですが….…。

悪気のない義母

「貯金箱の中身が明らかに少なくなっている気がする!」と夫と話していたところ、義母が割って入ってきました。
「あの小銭がはいってる貯金箱のことかい?」「支払いの時に使わせてもらったけど?」

なんとも悪気のない義母に、友人は言いました。

「あの貯金箱には家族みんなで海外旅行に行くための費用を貯めているんです!」
「そうなの? でも中身は小銭ばっかりでしょ? それで海外はムリでしょ(笑)」と義母。

義母いわく「小銭貯金だから大して大事なお金ではないだろう」と思って安易に使ってしまったのだとか。

それも複数回、勝手に小銭を持ち出して、喫茶店代にしていたのだといいます。

あっけらかんと話す義母に腹が立った友人でしたが、持ち出した金額を返金してもらうことで解決したのだそうです。

いくら身内でも、小銭だとしても、勝手に持ち出すのは泥棒ですよね。
義母は息子である夫から、きつ〜く説教を受けたようです。

ftnコラムニスト:さらら

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