優しくて理解があって高収入な理想の夫。しかし、その理想の姿がまやかしだったとしたらあなたはどうしますか?今回ご紹介するのは、理想の夫が『隠し子』という大きな問題を抱えていたAさんのお話。理想の夫が2つの家庭を持っていたAさんは、どんな決断を下すのでしょうか。
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嘘でしょ!夫に隠し子……?

高収入で優しい理想の夫と結婚し2人の子に恵まれたAさん。しかし、結婚から5年が経ったある日、知人から夫の驚くべき噂を耳にすることになります。その噂とは、夫に隠し子がいるというものでした。

「そんなことあるはずがない!」と思ったAさんですが、その噂を聞いてから心のザワザワが止められませんでした。そこで、夫に聞いてみることに。

夫は最初否定しましたが、明らかに動揺していました。それでもAさんがしつこく聞くと、夫はついに隠し子について認めたのです。結婚する前に交際していた女性との間に子供がいると言います。その女性との間に恋愛感情はないけれど、その子供のことは愛しているし、責任があると思っているとのことでした。

「ごめんなさい」謝る夫に許せない妻

Aさんは夫の告白に驚きとショックを隠せません。あんなにも幸せだと思っていた自分の家庭がすべて偽物だった気さえしてきます。夫が隠し子の存在を黙っていたこと、その子のことを大切に思っていると聞かされ、自分や子供たちが「夫から認められていなかった」と感じたのです。

夫:「本当にごめんなさい。それでも僕はあなたを愛しています。」

夫は謝りAさんとの関係を壊したくないと、涙ながらに訴えてきます。ですが、Aさんにはその気持ちを受け入れることができませんでした。あんなにも大好きだった夫の姿が、今ではまったく別人に見えるのです。

離婚!もうあなたを信じられない

Aさん:「本当に信じられない。何もかも嘘だったのね。」

謝る夫にAさんはそう告げます。夫にはAさんとの子供よりも先に生まれた子供がいて、その子とも良好な関係を築いている。2つの家庭を持っていた夫のことを、Aさんはどう受け止めればいいのか、とても苦しい気持ちでいっぱいだったのです。

Aさん:「もう、これ以上は耐えられないわ。私たち、離婚することにしましょう。」

Aさんの出した結論は離婚でした。どちらも大切だと言う夫のことを受け入れられないのに、結婚生活を続けてもうまくいくとは思えません。

隠し子に対してもきちんと親としての責任を果たしていた夫なら、離婚後Aさんの子供に対しても親としてうまく関わってくれるでしょう。

家族にはいろいろな形がある

Aさんが離婚してから数年が経ちました。Aさんと元夫はそれぞれ新しい人生を順調に歩んでいます。夫はAさんの子供とも、隠し子とも仲良くしているようです。もちろん養育費もきちんと支払ってくれています。そのおかげでAさんも、新しい人生に向かって進むことができているのです。

この経験からAさんが学んだのは、結婚する前には相手とすべてを話し合うことの大切さです。夫は隠し子のことを言い出す勇気がなかったと言っていました。すべてを話し合える信頼がなくては、結婚生活はうまくいきません。

また、家族はいろいろな形があるということも学びました。夫にとってはAさんたちのことも、隠し子のこともどちらも大切だったのでしょう。Aさんにとってはそれが受け入れられなかっただけの話でしかありません。

結婚生活は時に予期せぬことが起こるもの。もしあなたの身に同じようなことが起きたとしても、自分たちの信念に従って、最善の決断を下していきましょう。

ftnコラムニスト:安藤こげ茶

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