断りたいけど断りづらい……義姉弟からの託児に悩まされている方も多いのではないでしょうか。今回は、義姉からの託児を娘がスカッと成敗してくれたというお話をご紹介します。
画像: ftnews.jp
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同じ町内に越してきた義姉一家

これは、知り合いから聞いた話です。

A子は夫と娘二人(中1・小6)の4人家族。
義実家から車で15分くらいのところに住んでいました。
長女はこの春から中学生になり、美術部で部活も始めました。
次女はピアノを習っていて、時間があればピアノを弾いているくらいピアノが大好きな女の子。
A子は、平日の昼間はスーパーでレジ打ちのパートをしていて、土日は子どもたちと一緒に過ごすようにしていました。
夫には2歳上のお姉さんがいて、最近同じ町内に引っ越してきました。

距離を縮めてくる義姉

義姉はフルタイムで勤務していて、一人息子は今年から保育園の年少さんに。引っ越してくる前は遠方に住んでいたのであまり交流もありませんでしたが、近くに住むようになってからは、たまに義実家に集まりみんなで食事をしたりするようになりました。娘二人もあまり小さな子と絡むことがなかったので、可愛いと喜んでいました。

「お姉ちゃんと遊ぶと楽しいね♡ 今度はお姉ちゃんのお家で遊びたいね♡」
「じいじばあばより、お姉ちゃんに遊んでもらう方が嬉しいね♡」
などと、なにかとうちの娘たちと息子の距離を縮めようとする発言がひっかかっていました。

私も関係を悪くしてはいけないと、
「小さい子と遊ぶと可愛いし癒されます。ぜひうちにも遊びに来てね!」
と社交辞令を言っていたのが仇になりました……。

上から目線で託児してくるように

しばらくすると、義姉からの連絡回数が増えていきました。
「うちの子が遊びに行ってあげるって言ってるから連れていくね♡」
「土日暇でしょ? 休日出勤になっちゃったから、よろしく~」
など、上から目線で託児してくるように。面倒だと思いながらも、波風を立てないようにとできるだけ受け入れるようにしていました。

しかし、義姉の息子はまだ年少ということもありやりたい放題。
大事なピアノをかき鳴らしてみたり、娘たちの部屋を荒らすなどいたずらばかり。叱ると余計に暴れて手が付けられなくなるので優しくなだめることしかできません。

A子も娘たちもそれぞれ予定もやりたいこともありますが、義姉の息子の遊び相手をしないといけないのでなにもできず、モヤモヤしていました。

子どもを押し付けて遊んでいる義姉を見てキレた娘

気分転換に近くのショッピングセンターに出掛けた私たちは、偶然義姉を発見しました。

男女数名と楽しそうに買い物をしていて、休日出勤というのも嘘だったのか……と、もはや声を掛ける気も起こらず、その場から立ち去ろうとすると、義姉の息子の手を引いて娘たちが義姉の元へ歩いて行きました。

まずいと顔をしかめる義姉に、娘たちはばっさり言い放ちました。
「おばさん! お仕事もう終わったんですか? ずいぶん楽しそうですね。私たち暇じゃないんであとはお願いします♡」
「〇〇くん、ママお仕事終わったって。よかったね♡」
そう言って、息子の手を義姉に繋いでこちらへ戻ってきました。
「あんな子どもに息子くん預けてたの?!」「え? 仕事?」などざわつく友人の中で引きつった笑顔を見せる義姉。
娘たちは、楽しそうに遊んでいる義姉を見て我慢の限界を迎えたそうです。私が断らなかったばっかりに、こんな騒動に娘たちを巻き込んでしまいました。

ばっさりと言ってくれた娘たちのおかげで、スカッとしました!
それ以降、義姉は託児してこなくなりました。

ftnコラムニスト:karira


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