健康に気を遣うのは素晴らしいことですが、限度もありますよね。ましてや根拠のない健康法を他の人に押し付けるなんてもってのほかです。今回は、トンデモ健康法にすぐ引っかかってしまう姑に振り回されたエピソードを友人に聞きました。
画像: ftnews.jp
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水、サプリ、マットレス……次は何?!

友人のA子は、夫の両親と敷地内同居しています。結婚してから判明したのですが、姑は健康を維持するためには手段を選ばず、テレビや広告で見た健康法をすぐに信じてしまう人でした。

A子が敷地内同居を始めてから今までの5年間でも、謎の温泉水やサプリ、高額なわりにすぐ使えなくなってしまったマットレスなど、数々の怪しげな商品にお金をつぎ込んできた姑。A子と夫を含む親族も呆れていましたが、何を言っても本人が聞く耳を持たないので、もう好きにさせておこう……と諦めムードになっていたそうです。

明らかにヤバそうなのキターッ!!

そんな姑が今回ハマってしまったのがヨーグルト。
しかも、市販のヨーグルトならまだいいのですが、通販で買ったヨーグルト菌を自分の判断で増殖させるのを繰り返し、「一体いつの菌なの……?」というようなヨーグルトを練成してしまっていました。

真夏にわざわざ屋外に置いて「善玉菌が育ってるから」と言い張る姑の様子に、「今回はさすがにヤバイかも……」とA子は危機感を抱いていたそうです。

お義母さん、それはダメなやつです……!

数日後、A子の不安が的中してしまいました。
姑が自家製のヨーグルト飲料を練成して、「これA子さんと孫ちゃんも飲んでね♡」と持ってきたのです。
容器からはものすごい臭いが。A子は一瞬で「これは絶対飲んだらダメなやつ……!」と察し、「すいません、子どもはアレルギーがあるかもしれないから飲めないんですよ~。私は今お腹いっぱいなのであとでいただきますね!」と言ってなんとか回避したそうです。

深夜、家の前に救急車が

その夜、A子は救急車のサイレンの音で目が覚めました。
だんだん近付いてくる救急車は、なんと最終的にA子の家の前に停車。慌てて外に出ると、お腹を抱えて苦しむ姑が、救急隊員と舅に支えられながら救急車に乗り込むところでした……。

姑は自家製ヨーグルト飲料を飲んでお腹を壊し、救急車のお世話になってしまったのです。

病院では「えっ? 真夏に外でヨーグルト放置してたの?! そんなん飲んだらダメに決まってるでしょ!」と医師に説教されたそうです。
その話を聞いて、心の底から「飲まなくて良かった……」と思ったA子でした。

まとめ

さすがに姑も懲りたのか、この事件以来、食べたり飲んだりする健康法には慎重になっているんだとか。
でも、健康グッズへの無駄遣いはやっぱりやめられないそうです。人間って、なかなか変われないものですよね……。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの

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