最近は事実婚を選択するカップルが増えていますよね。法律婚とは違うので、周囲が戸惑ってしまうことも。今回は「どうなってるの!? 」と困惑した職場でのエピソードをご紹介します。
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事実婚を選択した職場カップル

小さな会社で働いていたときのことです。
職場には長年付き合っている、30代前半同士のカップルがいました。
2人の関係は周囲も知っていて、結婚しないのか質問すると「2人とも子どもは希望していないし、事実婚のほうがいい関係が築ける」と回答。法律婚はせず事実婚を選んだことを説明しました。

それ以降、2人は職場では夫婦同様の扱いに。
残業や休暇申請などの面で、何かと配慮をしていました。

事実婚はどうなった……!?

ところが、新入社員の女性が加わってから状況は一変。
事実婚の男性と新入社員の女性が年の差のデキ婚をしてしまったのです。

新入社員の女性は事実婚のことを知っていたので、不倫・略奪婚のようなもの。
子どもは希望していないって言ってたよね? 事実婚はどうなった? 事実婚って離婚はあるの? と、混乱する職場。
「知りたいけど安易に聞けない! 誰か聞いてきてよ! 」と現状把握の役割の押し付け合いになりました。

職場の混乱を鎮めるために上司が聞いたところ、事実婚は話し合いにより解消したことが判明。慰謝料等もなく、穏便に済ませたそうです。

平然と働く当事者たち

上司が困ったのが、今後の働き方について。
支社がない小規模な企業なので、転勤はできません。
「元夫とお腹が大きくなる今妻の姿を見るのは精神的にキツいだろう」と、上司が女性社員に知り合いの会社への転職の話を提案しましたが、彼女は拒否。
経験や人間関係など、長年培ってきたものを失いたくない、という理由でした。

男性社員も同じ理由で、勤続を希望。
今妻の女性も、せっかく入社したんだから産休取得後に復帰したい、と辞める気はありません。
3人ともこれまで同様に働き続けることになったのです。

困惑する職場の人々

夫、元妻、今妻が揃って働くという異様な事態に、周囲のほうが困惑してしました。
飲み会の席順はどうする? 出産祝いはさすがに徴収できないよね? と、何かあるたびにひっそりとミーティング。
当事者たちがなんでそんなに平然としていられるのか、理解不能でした。

ftnコラムニスト:愉子


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