男性はいくつになっても若い女性を好むといいますが、若い子からすれば中年男性はただのオジサンです。今回はそんなオジサンを好きになったばかりにとっても辛い不倫とセクハラ騒動に巻き込まれてしまった私の幼馴染み、Mさんのお話です。
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入社してすぐ不倫

Mさんは大学を卒業して、とある会社に新卒で入社しました。配属された課は40代の課長と、後は定年後の継続雇用の60代男性が数人という、オジサンだらけの部署。まだ20代前半のMさんには40代の課長がとっても大人で素敵に見えたといいます。

そして課長も唯一の若い女性であるMさんをお姫様のように扱い、2人はあっという間に恋愛関係、ではなく、課長が既婚者なので不倫関係になってしまいました。

Mさんと課長は会社帰りに課長の車で食事やホテルに行くといういかにも不倫らしいデートを繰り返し、その関係は3年続きました。

新入社員が配属されて

2人の関係が4年目を迎えようとした春、Mさんの部署に女性の新入社員が入ってくることになりました。Mさんは新卒だった頃の自分を思い出して懐かしく思いながら、先輩として後輩の面倒をみることに。

後輩は短大卒なので、Mさんが入社してきた年齢より2つ若い、まだあどけなさの残る女の子。Mさんはその後輩の仕事を指導しながら、プライベートの悩み相談なども受けていました。

「あの、先輩……ちょっといいですか」
新入社員が入社してから3ヶ月ほどたった頃、帰りのロッカールームで後輩が深刻そうな顔をしてMさんに言いました。
「ん? どうしたの? 」
「実は私、課長にしつこく食事に誘われてるんです」
「……え? 」
Mさんは自分が新卒だった時、課長に食事に誘われたことがきっかけで不倫関係になったことを思い出しました。
「1回ご飯に行ったら次はホテルに誘われて、お断りしたんですけどしつこくて……」
そういえば最近課長から食事やホテルに誘われないとも思っていたので、ああこの子を誘っていたんだなということがわかりました。

Mさんの頭の中で、何かがプチっと切れる音がしました。
「わかった、私に任せて! 」
そう言ってMさんは後輩の肩を叩きました。

1ヶ月後、課長はセクハラの責任をとる形で降格、そして異動を申しつけられました。Mさんが人事部に、課長からのセクハラを訴えたのです。

Mさんが社内で極秘調査をしたところ、まだ右も左もわからない新卒の社員に優しい言葉で言い寄って関係を持ったのはMさんが初めてではないらしく、以前にもバレて異動になっていたそうです。
そして課長の異動をきっかけに、Mさんはやっと不倫関係を終わらせることができたのでした。

ftnコラムニスト:緑子

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