憧れだった大手企業に就職した友人のAさん。しかし、喜んだのもつかの間、Aさんは頭を悩ませることになります。その理由は、教育係の先輩が厳しすぎたからでした。
画像: ftnews.jp
ftnews.jp

教育係は鬼先輩

通称・鬼先輩は新人のAさんに対し「あなたに教えるのは時間の無駄!」と毎日激怒。さらにAさんが少しでもミスをすれば「何回言っても分からないの?」とイスを蹴り飛ばしてくるなど、もはやイジメに近い指導をしていました。

しかも誰も鬼先輩を注意したり、Aさんをかばってくれたりしません。Aさんは鬼先輩が原因で、退職を本気で考えるようになりました。

イケないことしてるの見ちゃった

ある日、鬼先輩から「今日中に終わらせてね」と言われた大量の仕事がなかなか終わらず、遅くまで残業することになったAさん。

「マジでこんな会社辞めよう」そう思いながら、給湯室へコーヒーを入れに行きました。すると、通り道の社長室から、聞き覚えのある女性の声が聞こえてきます。

「社長〜まだ残業している社員もいるんですよ」Aさんはハッとしました。なぜなら鬼先輩の声だったからです。

チラッと覗くと、案の定イチャイチャしている社長と鬼先輩。「これはチャンスだ!」と思ったAさんは、急いでスマホの録画ボタンを押したのです。

弱みを握ったから反撃だ!

その翌日、「はぁ〜!? 仕事終わらなかったの? マジで新人ガチャ失敗だわ」と鬼先輩から言われたAさんは、鬼先輩に「ちょっと休憩室に来てもらえますか?」と尋ねました。

「一体何なの?」何も知らずやってきた鬼先輩に、Aさんはスマホの画面を突き付けます。そして「バラされたくなければ、私に対する態度を改めてください」と昨日の動画を見せたのです。これには鬼先輩も大パニック! 「それだけはやめて~!」と頭を下げたのでした。

それ以降、鬼先輩は人が変わったように優しくなり、Aさんも楽しく仕事を続けています。

ちなみに後から知ったことですが、鬼先輩は社長のお気に入りで「鬼先輩に文句を言う人は出世できなくなる」という噂が以前からあったようです。誰もAさんをかばってくれなかったのには、訳があったのですね。

ftnコラムニスト:はぴまる

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.