これは、私の友人の中で、最も気の強いKちゃんの体験談です。
Kちゃんは25歳で会社の上司と結婚し、第1子を出産。遠方に住んでいることもあり、私が赤ちゃんとKちゃんに会いに行けたのは、娘さんが2歳になったときでした。
会社の上司と結婚したと聞いていたのですが、なんと自宅はワンルームのアパート。なんとKちゃんはすでに離婚していたのです。驚きを隠せない私に、Kちゃんは離婚したときのとんでもないエピソードを話してくれました。
画像: ftnews.jp
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妊娠とともに旦那がモラハラをするように

Kちゃんが妊娠したのは、結婚から1年半ほど過ぎたとき。旦那さんは元上司で係長。
お給料はそこそこでしたが、これから子どもにもお金がかかることを心配し、Kちゃんはすぐに働きに出ようと考えていたそうです。

しかし、つわりが重くつらい妊娠初期を過ごしていたKちゃんを裏切るように、旦那の帰りが遅い日が続きます。日を跨ぐときもちらほら。
「もう少し早く帰って来れない?私体調が悪くて……」とKちゃんが相談すると、
「俺の稼ぎで食ってるだろ?わがまま言うな! 具合悪いやつと一緒にいる方の身にもなれ」と全く聞く耳なし。この時点でKちゃんは離婚を考え始めたそうですが……

モラハラ気質で浮気まで……最悪!

しかし、旦那さんは妊娠をとても喜んでくれていましたし、そんなモラハラ発言をするような人ではありませんでした。私も結婚式の時に会っていますが、穏やかな印象だったのを覚えています。

私が「そんなこと言う人だったっけ?」と聞くと、
「なんか今まで異様に外面いいときがちょこちょこあったの。それって典型的なモラハラ男の特徴みたいでさ。結局自分をヨイショしてくれないと嫌だから、人に当たって思い通りにしようとするみたいな」とKちゃん。

しかし帰りが遅いのが続いたため、Kちゃんは旦那の部下で尚且つ同僚だった人に連絡をとってみたそうです。すると、「旦那さんは定時でいつも帰ってますよ。でも、いつも一緒に帰ってる女性社員がいて……今不倫じゃないかって噂が立ってて。」という情報が。

「そんなことじゃないかと思ったの。なんとなくそんなニオイがしてた。でもさ、これでそのまま突きつけてだとつまんないと思って……」と悪い顔をするKちゃん。
Kちゃんは、昔から言われっぱなし、やられっぱなしでいる子ではありません。そして今回も例外ではありませんでした。

怒り狂ったKちゃんは旦那に復讐を決意!

Kちゃんはまず、浮気の証拠をコツコツと収集。車にGPSとレコーダーを仕掛け、LINEのトーク履歴はもちろんレシートや退社時間までしっかりチェック。
そして、旦那の帰りが遅かった日はつわりを理由に「もっと早く帰ってきて」「気持ち悪くてご飯作れない」と言い、わざとモラハラ発言をさせ録音。
集めた証拠を弁護士に提出し相談すると、「モラハラの場合は離婚を突きつけられて逆上するかもしれませんから、離婚や慰謝料の請求は別居してからの方が良いですよ」と言われ、即つわりを理由に実家に帰省。ここまで約1ヶ月。Kちゃんの行動力には頭が下がります。

そして、自分のPCでアクセスしておいた旦那のLINEから、浮気の証拠という証拠を全て会社の事務連絡LINEでばら撒いたそうです。
「本当は何もするなって弁護士さんから言われてたんだけどね」と笑うKちゃん。
弁護士さんからは少し怒られたそうですが、無事離婚と慰謝料、養育費の請求が成立。旦那さんは会社を懲戒解雇にされ、社会的にも経済的にも地獄を見たそうです。

Kちゃんを敵に回すことは絶対にやめようと、私は誓ったのでした。

ftnコラムニスト:うしさん

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