私の妹は重度の姉コンプレックスです。「隣の芝生は青くみえる」と言いますが、妹は姉である私の持っているものや生活がよく見えて仕方がない様子。
今回は、そんな妹にうんざりしてしまったエピソードをご紹介します。
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お姉ちゃんのバッグいいなぁ……から始まった「クレクレ」

私は婚約者と2人で、実家近くのアパートで暮らしています。妹は実家に住んでいるため、会おうと思えば会える距離ですが、私はあまり妹と会うのは気乗りしません。
というのも、妹は重度の姉コンプレックス。中学高校と、割と成績が良かった私を勝手にライバル視して、勉強の邪魔をしてきたり、嘘の噂を流されたりとあまりいい思い出がありません。

久しぶりに私のアパートに遊びにきたとき、妹の第一声は「お姉ちゃんのこのバッグどこの?」でした。それは私が通勤に使っていたもので、ずっと憧れていたブランドのもの。

ブランド名と価格を聞かれ答えると、「そんな高いの買えないよ〜」と言い出し、「お姉ちゃんは正社員だからいいよね」と謎の嫌味を言い始めました。その後も家にあるバッグや雑貨を指差しては「これくれない?」と延々と言われ、うるさすぎたのでメルカリに出品していたものを譲りました。

「クレクレ」がエスカレート!彼もうんざり

その後も何度か妹は私の家に来ては、欲しいものを並べて「これくらいくれたっていーじゃん!」「お姉ちゃんは正社員でお金あるんだから少しくらい恵んでよ!」と騒ぎ出す始末。

しかも、妹が欲しがるものはブランドバッグや服だけでなく、ソファなどの家具まで。「これくらい」とはどのくらい?と疑問に感じてしまうほどです。しかも、こちらが使っているかなどはお構いなし。
私の彼にもソファを譲ってくれとせがんだようで、うんざりしていました。

「お姉ちゃんの彼氏いいなぁ」って!? もう我慢できない!

そんなことが続き妹と距離を置いていたのですが、私の結婚が決まり両家顔合わせをすることに。気乗りはしませんでしたが、妹を呼ばないわけにはいきません。
ドレスコードがあるお店だったため、私たちもドレスアップ。妹は、以前私にもらった(私からすると取られた)ドレスを着ていました。

食事会は無事に終わり、会はお開きに。トイレに行った彼が戻ってこないため探していると、両親は妹を探しているようでした。思い返せば食事中、妹はスーツを着た私の婚約者を見て「かっこいい」「お姉ちゃんの彼氏浮気しなさそうだし、そこそこ稼いでるしいいなぁ。」とつぶやいていました。

トイレに続く廊下で、なにやら話し込んでいる妹と彼を発見。妹の「今度2人で出かけませんか?」という言葉に、私は激怒!
そのとき私はどんな罵声を浴びせたか覚えていないくらいなのですが、彼も両親も「止めることもできなかった」というほどなので、よっぽど怒っていたのでしょう。

妹は「お姉ちゃんがいじめてくる〜」と泣いていました。
彼によると、連絡先を聞かれ断ったら、今度はデートの誘いがしつこく困っていたとのことでした。「クレクレ妹」との今後の付き合いは考えるつもりです。

ftnコラムニスト:うしさん


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