意外に多い、バイト先での恐怖体験。今回は「清掃バイトで起きたヒヤッとするエピソード」をお届けします。
画像: ftnews.jp
ftnews.jp

清掃員のバイトで病院へ

知人Aさんが清掃員のバイトをしていた頃の話です。Aさんの当時のバイトは、清掃会社から現場に派遣されるシステムで、その時の仕事先は古びた病院でした。

若くして清掃員のベテランだったAさん。今回も、いつも通りトイレや病室の清掃だろうと思ったのですが、少し様子が違っていたようです。

この部屋だけは嫌です

その日は、年配の女性と二人で派遣されたAさん。「今日はこの部屋もお願いしたい」と担当者に言われ、連れていかれた先は、なんと霊安室だったのです。

「私、ちょっと無理だわ。若い子がやってちょうだい」年配の女性にそう言われ、Aさんはしぶしぶ霊安室の清掃を一人で担当することになりました。

初めて入る霊安室。もちろん死体はありませんでしたが、妙に殺風景でヒンヤリした空間は、やはり不気味なもの。しかも、ずっと誰かから見られているような気がして、Aさんは寒気が止まりませんでした。

もしかして呪われた!?

言われた通り、霊安室の清掃をこなしたAさん。「今日は疲れたから、早く帰ろう」Aさんは、まっすぐ帰宅しました。

しかし、その晩から異変が起こります。夜中に目が覚めたAさんでしたが、身動きがとれません。そう、Aさんは金縛りにあってしまったのです。しかも、なにやら遠くから「カツン、カツン」と足音も聞こえてきます。

怖くてたまらなくなったAさんは、ひたすら時が過ぎるのを待ち、無事に朝を迎えました。しかし、この日を境に、同じようなことが繰り返されるようになってしまったのです。

それから数年が経ち、現在は心霊現象は起きなくなったというAさん。しかし「バイトが原因で呪われてしまったかもしれない」と、清掃員のバイトはトラウマになってしまったそうです。

ftnコラムニスト:はぴまる


コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.