いくら兄弟と言っても、お金が絡むと揉めるという話をよく耳にします。遺産相続となると義姉妹も加わるので、さらにややこしくなりそうですよね。今回は、義実家を巡るお金にまつわる騒動をご紹介します。
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A子にあたりが強い義兄嫁

これは知り合いから聞いた話です。

男兄弟の末っ子と結婚したA子。
旦那さんにはお兄さんが一人いて、その奥さんがお金のことになるとかなりグイグイくるらしく、初対面の時から苦手だったそうです。

義兄嫁はなぜだかA子に対してあたりが強く、義母と3人で料理の支度をしているときなどはA子には仕事をさせないよう全部義兄嫁がやってしまい「A子ちゃんはちゃんと家事できてるの?」と義母の前でできない嫁扱いをしてくるそう。
さらに、A子のやることにいちいち小さなダメ出しをしたり、「私がやっておくから」と言われることが多く、嫁としての自信がどんどん無くなっていきました。

義実家に取り入ろうとする義兄嫁

A子は働いていたこともありあまり義実家に顔を出せませんでしたが、義兄嫁は専業主婦で時間に余裕もあったので、義父の趣味の畑の手伝いに行ったり、義母を買い物に連れ出すなどしょっちゅう義実家へ顔を出していました。

自分は義両親に気に入られるように動き、A子はできない嫁と思わせて嫌われるように仕向けているのがわかりましたがどうしていいかわからず、義両親もよくしてくれる義兄嫁を気に入っているようで、A子はさらに肩身が狭くなっていったそうです。

義実家のお隣さんから気になるタレコミ

ある日、義母がご近所さんと井戸端会議をしていると、「どこかへ引っ越すの?」と言われました。なんのことかわからずにいると、先日不動産屋が庭や外構を査定していたと言われたので、慌てて義父へ確認しましたが心当たりがなくわからずじまい。

再度ご近所さんへ確認すると、その時に義兄嫁がいたことがわかり、義実家へ呼び出してどういうことか確認をしました。

義兄嫁の狙いが判明

実は義兄嫁は、義実家の周辺の土地が将来的に値上がりするだろうと知り合いの不動産業者に言われ、それを信じたらしく、自分の老後の資金のためにどうしても義実家を手に入れたいと考えている事がわかりました。

しかも義両親には内緒で、留守の間に不動産業者を中に入れて査定までしてもらっていたことがバレ、これには普段温厚な義両親も「早く死ねと言うことか!」と激怒。
死んでも兄夫婦には義実家はやらんと宣言されたそうです。

その後

義兄嫁に対して拒否反応が出てしまった義母は、義兄嫁と二人で会うことを避けるようになり、以前のように二人ででかけることもなくなったそうです。
義兄嫁もさすがに反省したのか大人しくなりましたが、義実家との亀裂は入ったまま…。お金がらみでもめると、その後の修復にはかなりの時間がかかりそうですね。

ftnコラムニスト:karira

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