園や学校での子ども同士のトラブルは、先生にお任せするのが一番です。しかし実際は、先生では解決が難しいこともあるようです。今回は、筆者が出会った手に負えない子どもとママのエピソードをご紹介します。
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幼稚園でやりたい放題のOくん

娘が通っていた幼稚園には、問題児Oくんがいました。

Oくんは嫌なことがあるとすぐに暴れ回り、先生たちを困らせます。

お友だちの作った作品を壊したり、遊具で遊んでいるお友だちを無理やり引きずり降ろしたり、やりたい放題です。

ある日、ママ友のA子さんからOくんの相談をうけました。

Oくんからの暴力を幼稚園に相談するも…

「うちの子、Oくんから首を絞められてるみたいで…」A子さんは、今にも泣き出しそうな顔で言います。

どうやらOくんは、A子さんの息子のおっとりした性格が気に食にくわないようで、「のろま!」と言いながら首を絞めてくるそうなのです!

わたしはA子さんに、先生たちに相談するようにアドバイスしました。

控えめな性格なA子さんは「騒ぎになるのは嫌で…」と迷っていましたが、「息子くんのためにも一刻も早く対処してもらった方がいい」と説得をしました。

A子さんはすぐに幼稚園に被害を伝えたのですが、先生からは「子ども同士のトラブルはよくあることですので…」とうやむやにされてしまったのです。

Oくんママに直接抗議

数日後、娘が手に怪我をして帰ってきました。

「その傷どうしたの?」とたずねると「Oくんからはさみで切られた」と言って突然泣き出したのです。

わたしはA子さんの息子くんのこともあり、Oくんママに直接抗議することを決めました。

幼稚園の先生たちは頼りになりません。

そこでわたしは娘を連れて、Oくんたち親子がよく遊んでいる公園で待ち伏せをしました。

呑気に公園へ遊びにきたOくん親子に声をかけ、Oくんが日ごろ幼稚園でしている暴力をお伝えしました。

しかしOくんママは「うちの子は優しいんです!暴力なんてありえません!」と言って、全く聞く耳を持ちません。

子どもの安全を守るのは親

わたしはOくんママの反応をA子さんに早速伝えました。

するとA子さんも激怒し、怒り心頭のわたしたちは、Oくんママの態度を他のママたちに拡散しまくったのです。

するとOくん親子の噂が広まり「うちの子もやられました!」という声が次々に上がりました。

その後Oくんママも反省したようで、Oくんがトラブルを起こすとすぐに謝るようになったのです。

しばらくするとOくんの暴力もなくなり、やっと幼稚園が安全な場所になりました。

本当は、子ども同士のいざこざは先生たちに解決をお願いしたかったです。

この一件で、子どもの安全を守るためには少し強引でも親が行動を起こすことが大切だと学びました。

ftnコラムニスト:広田あや子


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