人生100年時代、パートナーを亡くした後に恋人を作り余生を謳歌する高齢者も増えてきています。それはいいのですが、問題は亡くなったあと。遺産や相続で揉めることも多いんだとか。今回は義父の交際相手との衝撃のやりとり経験した知人のエピソードをお届けします!

高齢の義父に近付いてきた女性

知人のAさんは去年、夫の父親を亡くしました。義母は早くに亡くなっていたため、義父は10年以上独り身だったのですが、ここ数年は習い事を通じて出会った年下の女性と交際していたらしく、晩年はほとんど内縁の妻のような状態だったそうです。

正直Aさんはその女性に対して不信感を抱いていましたが、夫が「親父も男だし、寂しいんだろ。好きにさせてやろう」と言うので口出しもできず……。
結局、義父はほとんどその女性の言いなりになっていたようです。葬儀も義父の遺言で、まるでその女性が正式な妻であるかのように執り行われ、Aさん夫妻は呆気に取られたんだとか。

いつのまにか財産も奪われていた!

葬儀後に改めて調べてみると、案の定ほとんどの財産がその女性の名義に変えられていることが判明!預金はもちろん、保険や土地の手続きまで周到に行われていました。

Aさんは内心「やっぱりね……」と思ったそうです。Aさんの夫はショックを受けていましたが、かといってどうすることもできず。結局、義父が自分でやったことだし……ということで泣き寝入りすることになってしまいました。

人の心はないの?ありえない発言にドン引き

しかし葬儀の2週間後、思いもよらない出来事が起こります。義父が交際していた女性からAさん夫妻に「義父の私物を取りにきてほしい」と連絡が入ったのです。
女性は義父が亡くなったあとも義父の家に居座っていました。もともと義父の家なのに、私物を取りに来いとは……?訝しく思いながらもAさん夫妻が訪れると、女性からは衝撃の言葉を掛けられます。

「義父さんの荷物処分してくれます?私も早くスッキリしたいんで。あとお骨はいらないので持って帰ってください。家に置いてあっても怖いんで(笑)」

女性は何食わぬ顔でこう言ってきたのです。Aさん夫妻は絶句!
やはりこの女性は義父への愛情は微塵もなく、家と財産が目当てで近付いてきたんだ……と思い知ったそうです。

まとめ

Aさんの義父が最期までこの女性と愛し合っていると思い込んで亡くなったことだけが救いですが、やはり独り身の高齢者に良からぬ思いを持って近付いてくる人には注意が必要です。
トラブルに巻き込まれないためにも、しっかり対策しておきましょう!

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの


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