万引きは立派な犯罪です。しかし、その動機のほとんどが、衝動的なものだといいます。今回は、ママ友が万引きする瞬間を目撃してしまった、友人A子のエピソードをご紹介します。
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みんなの憧れ、美人ママ友

友人A子は、幼稚園児を育てる専業主婦。そんなA子の近所には、同じ園に子供を通わせているママ友B子がいます。

B子は女優並みの美人で、人当たりも良く、とてもいい人。園でも積極的に役員に立候補するなど、B子は周りのママ達の憧れでした。

声を掛けようとした瞬間

ある日、A子が子供を園に送り届けてからドラッグストアへ行くと、店内でB子を見つけます。何やら真剣にコスメを選んでいる様子。

そしてA子が「おはようございます」と声を掛けようとした瞬間、信じられないことが起こります。なんと、B子が一本のリップをバッグの中に放り込んだのです。

どうしていいか分からず固まってしまったA子。しかし、思わず「えっ!?」と声が出てしまいます。A子の声に気付いたB子は、その場から走って逃げたのです。

「スリルが欲しかった」

ところが、出入り口前で店員さんが待ち構えていました。捕まってしまったB子は、店の裏に連れていかれてしまったのです。

その翌日、登園中にB子と遭遇したA子。「昨日のことは、絶対に言わないでね」とお願いしてくるB子に対し、「どうしてあんなことを…」とA子。「正直、スリルが欲しくてやっちゃったの。別にリップなんて欲しくなかったのに…」とB子はうなだれました。

後から聞いた話によると、B子は夫と不仲で別居していたのだそう。また、育児にも相当疲れていて、ストレスを抱えていたといいます。万引きをすることで、ストレス発散していたのでしょう。

しかし、どんな事情があっても万引きは許されることではありません。キラキラ輝いて見える人が、本当に幸せなのかどうかは、本人にしか分からないものですね。

ftnコラムニスト:はぴまる

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