娘の生んだ孫と嫁の生んだ孫だったら、娘の生んだ孫の方がかわいい気持ちは理解できるもの。ですが、嫁の立場としては明らかな孫差別はやめてほしいですよね。今回ご紹介するのは、お年玉の額で孫差別してくるひどい姑の話です。
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仕方がない…?孫差別

亜希さんには2歳の娘「ナギサ」がいます。夫の姉である沙也加さんにも同じく2歳の娘「ナナミ」がいます。娘同士が同い年のため亜希さんと沙也加さんは仲が良かったのですが、問題なのは姑です。娘の生んだ孫の方が扱いやすいのでしょう。

普段からそのことを隠そうとせず、孫差別をしてくるのです。

「ナナミちゃんの方がかわいいわね~」

そんな言葉に傷つきながらも、いとこ同士を遊ばせたい気持ちの方が勝っていたため義実家にはマメに遊びに行っていました。

お正月は来るわよね?

お正月が近づいたある日、姑から亜希さんに連絡が入ります。

「お正月は来るわよね?」

義実家ではお正月は女は座る暇もないほど働かされます。ですが、これは沙也加さんも同じ待遇。これも嫁の務めと亜希さんは覚悟を決め返信します。

「お正月に会えるのを楽しみにしてますね」

ありえない!お年玉で孫差別

義実家でお正月を過ごした亜希さん一家。

子供にとって最大の楽しみであるお年玉が配られます。姑は金額を言いながらお年玉を渡します。

「ナギサちゃんには500円、ナナミちゃんには1万円ね~」

2歳の娘にはまだお金の価値はわかりません。しかし、明らかな額の差に亜希さんは傷ついてしまいます。数字で差をつけられることで、姑の愛情度がわかったような気がしたからです。

もう一生来ない!姑へ物申す

亜希さんは傷つき黙り込むだけでしたが、姑に物申してくれたのは沙也加さんでした。

「お母さん、同い年の孫なのにお年玉に差をつけるなんて信じられない!しかも、それをはっきりと口に出してしまうなんて人間性を疑う」

沙也加さんの言葉に姑はショックな表情を浮かべます。そこに夫も追い打ちをかけます。

「もうここには一生来ないよ」

そして、自宅へと戻った亜希さんたち。その後は義実家へ行くことはなく、沙也加さんを自宅に招く形で交流を続けているのでした。

あからさまな孫差別で、すべてを失ってしまうこともあるのですね。

ftnコラムニスト:安藤こげ茶

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