PTA活動はとっても大変ですよね。
合わない人と役員が同じだと、苦労は更に大きくなるものです。
私の友人CちゃんはPTAの役員で苦手なママ友とペアを組むことになり、辛い日々を送っていました。
しかし、ひょんなことがきっかけで、苦手なママ友が親友に!
2人の友情をつないだものとは?
画像: ftnews.jp
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PTAで苦手なママ友と会計担当になってしまった!

Cちゃんの娘が通う小学校のPTAは、立候補者が足りないと問答無用でくじ引きになります。
その年も役員選抜がくじ引きになり、Cちゃんは当たりを引いてしまいました。
後日PTAの担当を決める集まりに出席すると、前々から苦手だったママ友がいることが判明。
しかも、運悪く苦手なママ友と同じ会計担当になってしまったのです。

細かすぎるママ友にうんざり

そのママ友は以前経理部で働いていたそうで、会計の仕事に超意欲的。
必要以上に細かなところまで気にするので、ペアを組んだCちゃんは大変です。
「例年通りのやり方をしているのに、文句ばかり言われる…」と、愚痴をこぼすCちゃん。
それでも、衝突すると返って面倒なことになるので、Cちゃんはママ友の指示に従い続けていました。

さすがに耐え切れず言い返すと…

Cちゃんが柔順なのをよいことに、ママ友の要求はどんどんエスカレート。
さすがのCちゃんもそろそろ限界です。
それでも正面衝突は大人げないと思ったCちゃん。
大好きなBL作品に出てくる相手を挑発するセリフを、ぼそっと呟くことにしました。
ほんの小さなストレス発散のつもりだったのです。
ママ友が怒ったら「聞き間違いだよ」で通そうと思っていました。
しかし、予想に反してママ友は怒らず、ポカンとした表情でCちゃんを凝視しています。
(逆に怖い…)とCちゃんが構えていると、意外過ぎることを言われました。

「それってもしかして〇〇(作品名)…?」

こんなところに同士がいるとは!

「え?」
ママ友の言葉にCちゃんもポカン。
Cちゃんが好きなのはマイナーなBL作品で、同じ腐女子仲間の認知度も高くありません。
まさか、短いセリフ一言で作品名を言い当てられるとは欠片も思っていませんでした。
「知ってるの?」
あまりに驚いて、しらばっくれるのを忘れてママ友に聞き返してしまったCちゃん。
なんと、苦手なママ友は立派な腐女子で、しかもその作品のファンだったのです。

推しのつながりは最強

そこからは、今までのことが嘘みたいに一気に距離を縮める2人。
校内では周囲の目が気になって推しの話ができないので、定期的にお茶やランチをする仲になりました。
「お金の管理って大変だから、ペアが彼女でよかった」と、以前の愚痴はすっかり忘れてCちゃんはママ友をべた褒め。
推しのつながりって最強だなぁとしみじみ思うのでした。

ftnコラムニスト:ききた


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