中学受験は親のサポートが必須。
しかし、夫婦仲や親子仲がこじれると、中学受験をきっかけに家庭が冷え込んでしまうこともあるようです。
今回は、中学受験で夫に愛想を尽かしたEちゃんの話をご紹介します。
画像: ftnews.jp
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圧が強すぎる夫と娘の関係が悪化

Eちゃんと夫は高学歴の共働きで、2人は中学受験経験者です。
1人娘がいますが、当たり前のように中学受験の道に進みました。
当初は夫婦で分担しながら娘のサポートをしていたEちゃん。
しかし、娘が小6になっても成績があまり上がらず、イライラした夫から高圧的な発言が増えました。

「こんな点数じゃダメだ!」
「努力が足りないんだよ!」
「何度教えたらわかるんだ!」

娘も思春期&反抗期に入り、夫と娘の関係はどんどん悪化していきます。

娘を守るため「私に任せて!」と夫に宣言

ある日「もうパパ無理なんだけど…」と娘に泣きつかれたEちゃん。
「優しい言い方をして」と夫に伝えたら「甘い!だからお前はダメなんだ!」と全否定されてしまいます。

娘は諦めた様子で、夫の話を聞き流すように。
明るかった娘の表情がどんどん無になっていき、このままではマズイと思ったEちゃんは腹をくくって夫に宣言しました。

「あなたはもう何もしないで。このままじゃ娘のメンタルが壊れる。後は全部私に任せて!」

いつもと違うEちゃんの剣幕に、夫はとりあえず了承。
しかし「やれるもんならやってみろ」と夫の表情が物語っていたのだとか。

志望校全滅も滑り止めには合格し娘も喜んでいたのに…

そらからの受験は、母娘の二人三脚になりました。
フルタイムのEちゃんにとって、1人で娘の中学受験をサポートするのはとても大変です。
それでも「娘のため!」とEちゃんは頑張りました。
娘にも笑顔が戻り、意欲的に勉強に取り組んでいたそうです。

結局、志望校は全滅してしまいましたが、滑り止めには合格。
面倒見がよく行事の多い中学校で、娘は「早く入学したい」と喜んでいました。

夫の一言から大喧嘩に発展

しかし、夫は結果に不満いっぱい。

「こんな底辺で喜ぶなんて情けない」
「おまえのやり方が悪かったんだ」
「オレがサポートしていれば志望校に合格していたはずだ」

Eちゃんに文句を浴びせ、娘には「頑張ったね」の一言もありません。
さすがにEちゃんも大激怒!

「あなたに任せていたら、そもそも受験日までもたなかったわよ!」
「おめでとうの言葉もないって最低!」

そして大喧嘩が勃発しました。

夫は妻と娘から総スカン

一切引かず、自分が正しいと訴え続けた夫。
Eちゃんは途中で面倒になり「あなたが正しい」と認めて謝ったそうです。
そうしなければ、夫の主張は止まらなかっただろうとのこと。

これを機に、夫婦仲も父娘仲もすっかり冷めきってしまいました。
「もうお金だけ家に入れてくれればいい」とEちゃん。
表面上は何事もなく過ごしていますが、Eちゃんも娘もなるべく夫と顔を合わせないようにしているのだとか。
妻と娘から総スカンされていることに、夫本人だけが気づかないなんて、なんだか滑稽ですね。

ftnコラムニスト:ききた


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