＜ヤラカシタ話＞「マジで終わった、時戻して！！」親友の結婚式で嬉しくてやらかした話

幼稚園からの親友が結婚

これは私の友人の話です。

幼馴染のB美が結婚することになり、友人代表の挨拶をお願いされたA子。
近所に住んでいた二人は幼稚園から高校までずっと同じで、親同士も仲が良くまるで姉妹のように育ちました。
二人の間に秘密などなくお互いのことはなんでも知っていました。
そんな大事なB美のために、いろんな思い出を詰め込んだスピーチにしようとA子は張り切っていました。

嬉しさのあまり飲み過ぎるA子

ホテルの広間で行われた披露宴は、親類や友人・仕事関係など100名ほどが招かれていて、立派な会場でした。それを見たA子は、「すごいね！嬉しいね！」と、あまり飲まないようにとたしなめる私たちをよそにシャンパンを煽るように飲み出しました。

案の定すぐに酔いが回り陽気になったA子は、各テーブルにお酌に回り始めました。
絡んでいる様子もなく楽しく盛り上げているようなのでいいかと思っていたら、急に姿が消えたA子。
探しに行くととんでもない状況になっていました。

昔の不倫相手を説教

花嫁のB美は、実は以前に社内の上司と不倫関係になったことがあったそうで、その上司を披露宴会場で見つけたA子が会場の外に連れ出して絡んでいたんです。
A子は当時B美から相談されていて、上司の顔ももちろん知っていました。
不倫期間は短いけれど悩み苦しんでいたB美を知っているA子は、それを思い出してしまったようです。

さすがに披露宴の最中にこんなトラブルはよくないとA子を落ち着かせて席に戻らせました。しかしトラブルは続きます。

スピーチで新郎の名前を間違える

一度落ち着きを取り戻したA子でしたが、スピーチの順番がくると急に慌てだしました。
先ほどの騒動でスピーチの言葉をメモした紙を失くしてしまっていたんです。
なんとかスピーチをしますが、酔いのまわった頭では上手く話せるはずもなく、なんと新郎の名前を先ほどの上司の名前と間違えるという大失態！

実は名前が一文字違いだったのでごまかせてはいましたが、先ほどの騒動を知っている私たちと不倫相手の周辺はざわついていました。

その後

B美はそんなトラブルがあったことも名前を言い間違えたことも気付いていなかったようですが、A子はしばらくの間落ち込んでいました。
嬉しくて飲むお酒は美味しいですが、ほどほどにしないと…ですね。

ftnコラムニスト：karira