田舎は都会に比べると、人間関係が濃い印象ですよね。地域で助け合いながら暮らしているうちは良いですが、一度トラブルが起きると修復はほぼ不可能です。今回は、田舎暮らしの友人が遭遇したご近所トラブルをご紹介します。
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田舎はご近所付き合いが濃厚

友人の娘は、全校児童が20人ほどの小さな小学校に通っています。

田舎なので、地域のつながりも強く、集落全員が顔見知り状態です。

いい意味では家族のような温かさがありますが、一方でご近所トラブルになって付き合いを絶っている家族もいるそうです。

借金トラブルでヒビが入った両家の関係

集落に住むAさん一家は、小さな商店を営んでいました。

近所のBさん一家とは親世代からの付き合いで、家族同然だったそう。

また、小学生になる子どもたちも年が近いので、集落のなかでは特に濃い付き合いをしていたそうです。

ある日、友人はAさん一家とBさん一家のトラブルを耳にします。

どうやらお互いお金の貸し借りをしていたそうで、Aさんが新しい事業をはじめるためにBさんからかなりの金額を借りているというのです。

なかには、Bさんが連帯保証人になっているなんてウワサもあります。

夜逃げに、張り紙!カオス状態の集落

しかし、Aさんが手を出した事業は大失敗!借金返済の目処もたたずに途方にくれているとのことです。

ある朝、とうとうAさん一家が夜逃げをしたというので自宅を見にいった友人。

するとAさんの家の壁に「どろぼう!」「金返せ!」と書いた張り紙が10枚近く貼られていたのです。

その張り紙を貼ったのはBさん以外に考えられません。

集落の人たちは、大変な事態になったと大騒ぎする人、見て見ぬふりをして関わろうとしない人など反応もいろいろだったそうです。

夫婦で小学校に怒鳴り込んだけれど…

なんとかAさん一家の居場所を突き止めたいBさん夫婦は、子どもたちが通う小学校に向かいます。

Aさんの子どもから新しい住所を聞き出そうとしたのですが、Aさんの子どもが見当たりません。

するとBさん夫婦は職員室に乱入し「Aさん一家がどこに住んでいるのか教えろ!」と先生たちに怒鳴り散らしたのです。

しかし学校が児童の個人情報を勝手に教えるわけありませんよね。

先生から一家の情報を聞き出せなかったBさん夫婦は、ようやくAさん一家を探すのを諦めたそうです。

その後わかったのですが、どうやらAさんの子どもたちは学校にも登校しておらず完全に姿をくらましていたのです。

どんな場所に住んでいても、ご近所とは良い関係でいたいですよね。

お金の貸し借りとまではいかなくても、騒音やゴミ出しなどからトラブルになることは多いです。

地域のルールを守って、ご近所さんとは適度な距離を保ちながらお付き合いしましょうね。

ftnコラムニスト:広田あや子


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