スーパーやコンビニなどの小売店で働いていると、お店が万引きの被害にあったことはありませんか。今回は、デパートで働いている友人たちが実際に目撃した万引き犯をご紹介します。
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父の日に甚平を万引きする女子高生

紳士服売り場で働いていたAさん。

16時ごろに、5人組の女子高校生がやってきました。

紳士服売り場に若い女の子が来ることは珍しいので、とても目立っていたそうです。

時期は6月で、父の日の前日でした。

女子高校生たちは、父の日の特設会場の売り場をうろうろしていたそう。

売り場を何周もしていたので、怪しいなと思った瞬間。

1人の女の子が目の前にあった甚平をつかみ、カバンに押し込んだのです。

Aさんが呆気にとられていると、5人組はあっという間に走って売り場を去っていきました。

小学生の子どもに万引きをさせるイカれた親

地下の食品売り場での出来事です。

週に2・3回ほど小学生の兄妹が買い物に来ていました。

レジの店員たちは、お使いかな?と微笑ましく見ていたそうです。

いつも大きな袋をもって食品売り場にやってくる2人。

ある日、その袋がパンパンに膨らんだまま売り場を出て行こうとしたのです。

レジを通した形跡がなかったので、店員が声をかけると走って逃げていったのです。

すぐに売り場の責任者が近隣の小学校に報告。

学校の先生と警察、デパートの食品売り場のマネージャーによる聞き取りで親が

「子どもだと怪しまれず盗めると思った」

と呆れた言い訳をしたそうです。

試着後にそのまま帰る万引きおばさん

友人がデパートで働きはじめてすぐに先輩から、ある女性客に注意するように言われました。

その女性が来店した日は必ず在庫数と売上の数が合わないのです。

彼女が、万引きをしているのは間違いないのですが、盗んでいる姿を確認できずにいたそうです。

なぜなら、彼女が犯行に及んでいたのが試着室だったからです。

いつも大量の服を抱えて、試着室に入ります。

まずお目当ての商品を着て、次に自分が着てきた服を重ね着し、そのまま試着室から出る。

その後、カモフラージュの服は売り場に戻し、店内から出ていくのです。

彼女の手口に気づいた店員たちは、彼女が試着室に入る前に声をかけ、持ち込む服の数を減らしたり、あらかじめ試着室に店員が入ったりといった工夫をしたそうです。

そのうち、女性客は売り場にあらわれなくなりました。

彼女も、ここではもう万引きができないと諦めたのでしょう。

万引き犯を現行犯で捕まえるのは難しい現実

友人は万引き犯をみつけたら、すぐにでも追いかけたかったそうです。

しかし、万引き犯を見つけたら上司に報告し、その上司が捕まえにいくというルールがあったのです。

なので売り場の店員たちは、たとえ目の前で商品が盗まれても、絶対に手を出せなかったそうです。

万引きは犯罪です。

「バレた時は現金を払えばいい」「ちょっとした出来心で…」は通用しません。

捕まれば犯罪歴として、しっかり前科がつきます。

結婚や就職のときに調べられて、その後の人生が狂う可能性も十分ありますよ。

ftnコラムニスト:広田あや子


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