子どもの純粋な発言は、大人を笑わせてくれますよね。しかしなかには、大人を手のひらで転がすのが上手な賢い子もいます。今回は、小学校の先生が子どもに一本取られたエピソードをご紹介します。
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自己紹介で自分がイケメンかどうか確認する担任

娘が小学生のころ、20代の男性教員が担任でした。

始業式の日、先生は自己紹介でいきなり「先生はイケメンですか?」と元気に子どもたちに尋ねたそうです。

すると、クラスの中でも活発な子たちが「先生イケメンやで〜」と気を利かせて言いました。

子どもたちの発言にご満悦な先生。

そのあと、自分の名前と年齢・好きな食べ物などを話し、自己紹介を終えたそうです。

名前より先に自分がイケメンかどうか確かめるあたり、この時点で相当ヤバそうな匂いがしますね。

朝の会は、先生のイケメン確認をする会じゃない!

翌日の朝の会です。

「おはようございます!今日も先生はイケメンですか?」と…。

そのあと「先生がイケメンだと思う人は手をあげてください〜」とまさかの挙手を求めてきたのです。

子どもたちは、かなり戸惑いながらも全員、手を挙げたそうです。

それからは毎朝「今日の先生イケメンですか?」の確認を続けます。

自分の容姿にこだわる理由

よっぽど自分の顔に自信があるのかな?娘から話を聞くたびにそう思っていました。

しばらくすると、なぜ先生が毎日イケメン確認をするのか分かるエピソードを教えてくれます。

先生が娘の学校に赴任する前は、体重が90kg以上ある巨漢でした。

半年かけて40kg近く減量し、理想のボディを手に入れたばかりだったのです。

子どもたちにダイエットのきっかけまでは教えてくれなかったのですが、おそらく体型で嫌な思いをしたのが原因なのでしょう。

男子児童のスカッとする一言とは?

ある日、いつものようにイケメンかどうか確認したあとです。

クラスでも聡明な男の子Aくんが「先生はイケメンなんですよね?じゃあ彼女はいるんですか?」と聞きました。

すると先生は「それはどうかな?もしかしたら、僕がイケメンすぎて女の人が遠慮して引いているのかな?」と言います。

するとAくんは間伐入れず「いや!違う意味で引いてるんですよ!」と言い放ちます。

Aくんのあまりにも見事な返しに、娘は思わず吹き出して笑ってしまったそうです。

いや〜Aくんの方が、先生よりも何倍も上手ですね。

もちろん、次の日から担任の「僕イケメン確認」はなくなりましたよ。

自分がイケメンかどうか確認する先生。

わたしは面白くて好きでしたよ。

でも毎日、聞かされる子どもたちからすると、この時間はウザかったでしょうね。

なんでもそうですが、調子に乗りすぎると誰かから足元をすくわれますね。

ftnコラムニスト:広田あや子


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