身内が怪しい宗教にはまってしまうと、親族も巻き込まれて大変な思いをすることになりますよね。とはいえ突き放すこともできないのが難しいところ……。
今回は宗教にはまった姑に振り回されたエピソードを、筆者の友人のA子に聞きました!
画像: ftnews.jp
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長年宗教にはまる姑

A子の姑はかなり昔から、とある宗教にはまっています。結婚前から分かっていたのですが、息子である夫は入信していないことと、A子のことも特に勧誘してこなかったので、「お義母さんが1人で信仰してる分にはそこまで問題ないかな……」と思って結婚を決めたそうです。
でも、それが後々大変なことになるなんて、その時のA子は思ってもみませんでした。

病気になるも「サプリメントを飲めば治る!」と言い張り……

結婚して3年が過ぎた頃、姑が人間ドックで引っかかり、とある病気に罹っていることが判明します。
医者の方針に従ってすぐに治療を始めれば命に別状はないということで、夫もA子もホッとしたのですが、問題はそのあと。
姑が医者の指示を無視して、宗教で配られているサプリメントを飲めば治る!と言い出したのです。

もちろん夫もA子も「サプリに病気を治す効力はない」「今すぐ医者の言うとおりにすべき」と説得しようとしたのですが、宗教にどっぷりの姑は聞く耳持たず!
「○○さんも同じ病気だったけどこのサプリを飲んで治った」などと言い出す始末……。

「聖なる場所に行きたい」?!

そんな押し問答を繰り返しているうちに、本来治るはずだった姑の病気は悪化してしまい、いよいよ手術が必要な状況に。
それでも姑は宗教の力を信じ続け、ついには「東南アジアの○○に教祖が立ち寄った聖なる場所があるらしいから、そこに行きたい。そしたら病気も治る!」と言い出したそうです。

何を言っても宗教しか信じない姑に夫もA子もうんざりでしたが、一人暮らしの姑を放っておくわけにもいかず、最終的には姑の泣き落としでその国に行くことに……!

現地で散々な目に遭うと……

体調の悪い姑を連れてそこまで辿り着くのは大変でしたが、なんとか姑の希望の場所に連れていくことはできたそうです。しかしもちろん「聖なる場所」で病気が回復するはずもありません。

しかも現地は蒸し暑く、不衛生な環境と言葉の通じない不自由さについに姑本人が音を上げ、帰国することになりました。

命からがら「聖なる場所」に行って帰って来た姑は、医者の言うとおりに手術と治療を受け、今はなんとか快方に向かっているんだとか。

振り回されたA子は、「次に何か変なことを言い出したら本当に見捨てる!!」と憤っていました。そりゃそうですよね……。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの

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