義両親の訪問って、何かと気苦労が多くて疲れますよね。準備も片付けも大変……そんな経験に心当たりがある人もいるのではないでしょうか。というわけで今回は自宅を旅館代わりにする義両親との間で、つい我慢の限界を迎えてしまったという筆者の友人A子のエピソードをお届けします。
画像: ftnews.jp
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頻繁にやってくる義両親

A子は結婚して都内に住んでいます。夫の実家は大阪なので、年に数回里帰りするだけで済むだろうな……と思っていたのですが、実際に結婚してみると予想外のことが。
結婚した翌月から、月に1度必ず義両親が「東京を観光したい」という名目でA子夫婦宅に数日間滞在するようになったのです!

実際、義両親は昼間は観光に出掛けるのですが、家にいるあいだはまるで旅館に泊まっているかのような振る舞い。
食事の準備はもちろん、布団の用意や滞在中の洗濯物まで、全てをA子がやらされていました。

しかもA子の夫は出張で不在がちなことが多く、A子は実質1人で義両親のお世話をする羽目に……。

義母の一言に思わず……?!

内心うんざりしつつも、毎月それなりに義両親をもてなしていた友人でしたが、義両親は次第にA子の好意を当たり前のように捉える言動が増えていきました。

ある時、義母が言い放った一言で、ついにA子は激怒してしまいます。
義両親たちが到着してすぐお茶を出さなかったことに対して、義母が「田舎の安い旅館でもお茶くらいすぐ出てくるわ~(笑)これならビジネスホテルのほうがマシちゃうか?」と笑いながら言ったのです。

愛する夫の両親だと思って、これまで我慢して精一杯やっていたA子ですが、この一言でさすがに限界に達してしまいました。

友人夫婦が考えた打開策とは?

義母の「ビジネスホテルのほうがマシ」という言葉に傷ついたA子は、夫にも相談し、夫婦で今後の対応について話し合いました。
そして、それ以降は丁寧なおもてなしを一部見直すことにしたそうです。

義両親が到着してもお茶は出さず、荷物も「よろしければご自身で運んでください」と伝え、布団も布団ももちろん自分たちで敷くように促しました。洗濯は基本的に各自でやってもらうことにしました。
食事は「最近は出前も便利なので、どうぞ好きなものでも頼んで下さい」と言い放つと、義両親は「なんでそんな仕打ちされなあかんの?!」と激怒。

しかしA子が「最近のビジネスホテルでも素泊まりならこんな感じですよ?イヤなら駅前のビジネスホテル予約しましょうか?!」と語気荒く言うと、何も言い返せず黙ってしまったんだとか。

その結果、義両親は自分たちの振る舞いを反省し、訪問の頻度や滞在中の過ごし方について見直してくれました。今では訪問はほとんどなくなり、年に数回程度に落ち着いています。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの

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