「憧れの企業に採用されて喜んでいたのも束の間、入社したらとんでもないブラック企業だった…」
そんな経験をしている方は案外少なくありません。全国展開している有名企業ほど、実は残業が多かったり、過剰なノルマを課せられたりすることが多いようです。
今回は超有名エステサロンに勤めていた友人から、会社員時代のブラックなエピソードを聞かせてもらいました。
画像: ftnews.jp
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某有名エステサロンの闇

今回エピソードを紹介してくれたのは、筆者の友人のAちゃん。20代前半の頃に勤めていたエステサロンがそれはまあひどかったのだとか。

当時、Aちゃんが勤めていたエステサロンは全国展開している大手企業で、某芸能人も通っていると噂されている有名なところでした。

何の事情も知らない私からすると「華やかそうな職場だな…」という印象でしたが、実際のところは想像を絶する過酷な労働環境だったそうです。

長時間労働は当たり前、さらには販売ノルマも…

入社してからところどころで「この会社ってもしかしてブラックなんじゃない…?」と感じることがあったと話すAちゃん。

入社して間もないのに長時間労働は当たり前、さらには休み時間もほとんどなく、お昼ごはんは10分程度で済ませていたそう。

また、Aちゃんの勤めていたサロンでは取り扱っている化粧品をお客様に勧めなくてはならなかったそうで、上司から毎日のようにプレッシャーをかけられていたそうです。

時にはせっかく販売した商品の売上を上司に横取りされてしまうことも。そんな日々が続き、Aちゃんはどんどん精神的に参ってしまったといいます。

3ヵ月で8人が退職、うち5人が飛ぶ事態に

過酷な労働環境に苦しめられているスタッフはAちゃんだけではなかったそうで、入社してすぐに退職してしまう人も少なくなかったのだとか。

中には無断でいきなり辞めてしまった人もいたそうです。Aちゃんがそのエステサロンに勤めていたのはわずか半年ほどでしたが、ひどい時は3ヵ月で8人が退職し、そのうち5人が無断で辞めてしまったこともあったそう。もうこの時点でいかにブラックな会社であるかが伺えますね…。

当たり前のように行われていたパワハラ

何よりAちゃんが一番耐えられなかったのが、上司による連日のパワハラだったそう。

何もしていないのに嘘つき呼ばわりされたり、時にはお客様に書いた手紙を目の前で破かれたり…。そういったことが続き、とうとうAちゃんはストレスから生理が止まってしまう事態に。

「さすがにもうここで仕事は続けられない…」と限界を感じ、結局入社して半年ほどで仕事を辞めてしまったそうです。

ブラック企業にノミネート

数年後、労働組合役員やNPO法人の代表が運営する日本のブラック企業を決める企画を偶然ネットで見かけたAちゃん。ノミネートされている企業を見ると、そこにAちゃんが勤めていたエステサロンも掲載されていたそうです。

これを見て、Aちゃんは「やっぱりあの会社はブラックだったんだな」と改めて感じたそうです。

知名度の高さだけで就職先を決めてしまうと後々大変なことになるかもしれません。現在転職を考えている方は、くれぐれもAちゃんと同じような経験をしてしまわないように注意してくださいね!

ftnコラムニスト:なべび


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