年に一度の発表会。我が子に目立ってほしいと思うのは親として当然ですが、誰もが希望通りの配役を任せられるとは限りません。今回は、実際にあった自分勝手なママ友のエピソードをご紹介します。
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発表会で息子が大太鼓に選ばれたけど…

幼稚園の発表会は、年長児にとって最後の大イベント!年少の時から「年長になったら大太鼓がしたい!」と言っていた息子。平均より身長が低く細身でしたが、大太鼓への思いはとても強いものがありました。

そんな息子が年長になり、晴れて大太鼓に選ばれた時は家族でバンザイ!しかし、それを面白くないと思うママ友がいたのです。

鍵盤ハーモニカに納得いかないママ友

発表会前の保護者会にて、ひとりのママ友が口を開きました。「うちの子が地味な鍵盤ハーモニカなんて納得いきません」「なんで○○くんが大太鼓なんですか?」「うちの子の方が体格いいし、目立って適任だと思います」

実は、このママ友とは子供同士が仲良し。お互いに楽しく会話する仲だったので、この発言には正直耳を疑いました。

「大切なのはみんなで心を一つにすること」

すると先生は、「たしかに○○くんは体が大きくないかもしれません」「でも芯が強く、みんなを引っ張ってくれる子です」と擁護してくれました。続けて、楽器に優劣はないことや、子供たちが小さい体で毎日練習を頑張っていることなどをあげ、「大切なのはみんなで心を一つにすることです」と話してくれたのです。

この先生の言葉に保護者達の拍手が止まりません。保護者会の間、ママ友はうつ向きながらずっと震えていました。周りも「本当にモンペっているんだね」とヒソヒソ。冷たい視線を彼女に向けていました。

息子が見下されたようで腹が立ちましたが、先生の言葉が身に沁みると同時にスカッとしました。後から分かったのですが、ママ友の子は自ら鍵盤ハーモニカに立候補していたそうです。親の見栄やエゴで、子供を振り回すのはかわいそうだと思いました。

ftnコラムニスト:はぴまる

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