電車などの公共の場でマナーを守らない人が、ごく稀にいますよね。そんな場面に運悪く出くわしてしまった知人から聞いた、迷惑行為を撃退してくれた意外な人のお話です。
画像: ftnews.jp
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乗車してきたカップル

電車に乗っていたときに起こったお話です。

その日は雨が降っていました。席はほとんど埋まっている状態です。

そこへあるカップルが乗車してきて、私の座っている座席の前に立ちました。
彼女は静かそうで、彼氏は派手な人だな、という印象でした。

そこで困ったことが起きました。

彼氏の方の傘が、私の顔のすぐ目の前をブラブラしているのです。

彼は傘の持ち手とつり革を一緒に掴むように持ったため、このような状態になってしまいました。

『さすがに邪魔すぎる……』とびっくりしていると、すぐに彼女の方が
「傘、邪魔だよ」と言ってくれたのです。

私は目を合わせて「ありがとう」の意味をこめて彼女に会釈しました。
彼女も「すみません」という感じで会釈を返してくれました。

ところが……。

彼氏は「当たってないんだから邪魔じゃないよ、大丈夫」と言って、そのまま傘をどけてくれませんでした。

邪魔でしかない

当たっていないと言っても、顔のわずか10センチ前に傘がブラブラしています。

普通に邪魔でしかありませんし、電車が揺れたら当たってしまいそう。そもそも当たってからでは遅いです。

『邪魔かどうかはあなたじゃなく、私が決めるのでは?』自分が危ない状況にさらされていることを考えると、簡単に「邪魔じゃない」と判断されてしまったことが引っ掛かりました。


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