親しき仲にも礼儀ありと言うように、親や兄弟に対しても礼儀を欠いたり、良くしてもらって当たり前だという態度でいると、いつか痛い目に遭うことになるでしょう。今回は私の知人のSさんから聞いた、礼儀を欠いた人への不思議でキツイお仕置きのお話です。
画像: ftnews.jp
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強欲な伯母さん

Sさんのお父さんのお姉さん、つまり伯母さんはかなり強欲で、お金遣いの荒い女性でした。

ギャンブルや買い物が大好きで、親や兄弟、親戚中にお金を借りて返さなかったり、人にウソをついてお金を巻き上げたりと悪い噂が絶えません。

そんな伯母さんのせいで、Sさんのお祖母さんはかなり苦労したとのことです。

気苦労がたたったのか、Sさんのお祖母さんは長い間病気を患っていて、とうとう亡くなってしまいました。

そして、事件はお祖母さんのお通夜の後に起こりました。

お通夜の後で

「お母さんが死んだって? 遺産はちゃんと分けてよね!」
お通夜とお葬式はお祖母さんの家で行うこととなり、ちょうどお通夜が終わった後のことでした。

Sさんをはじめとする親戚一同が涙を流している時に、突然伯母さんが乗り込んできたのです。

「姉さん、遅いぞ。もう通夜は終わったよ。それにいきなり遺産の話なんて、非常識すぎるぞ」
「うるさいわね。お経なんか聞いてらんないわよ、辛気臭い」
Sさんのお父さんが注意したものの、伯母さんは我関せずといった様子でどたどたと家に上がり込み、お祖母さんの部屋へ入っていきました。

「金目のものは貰っていくわよ。ほら、これなんて私にピッタリ。きっとお母さんも私に渡したかったはずよ」
伯母さんはお祖母さんの部屋から、生前にお祖母さんがとても大切にしていたダイヤのネックレスを持って出てきました。

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