独自の<ルール>が存在する集落や土地に住んでいたことはありますか? 今回は、筆者の知人A子が実際に体験した怖いお話を聞きました。
画像: ftnews.jp
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幼い頃からあった祖母の言いつけ

私の地元は、山間にあるド田舎です。
隣の家までは100mほど距離があり、畑ばかりでスーパーまでは何kmもかかってしまいます。

特に夜になると、毎日のように祖母からある言いつけを聞いていました。

それが【A子は夜に決して外に行ってはいけない】というもの。

「夜は怖いぞ!」
「夜になったら危ないぞ!」
といつも脅してくるので、どこにも出かける気にはなれませんでした。

就職に伴い上京する

そんな田舎なので、大型ショッピングモールや遊べるところはもちろん近くにありません。

閉鎖的な土地で暮らしていた私は、いつしか都会にあこがれるように。

そこで、家族に内緒で都会への就職を決めました。
無事に就職活動も終えて、高校卒業と同時に上京しました。

上京については、両親からは受け入れてもらえました。
でも、祖母だけは認めてくれず……。

上京後は、実家に帰りづらい日々が続いていたのです。

実家に帰省し夜出かけることに

数年後、祖母が体調を崩したと連絡が入り、実家に帰ることに。

すると祖母は会って早々
「絶対に夜は出歩いてはならん」
「夜は家にいなさい」
とだけ何度も私に訴えてきました。

その迫力に思わず
「もちろんだよ」
と伝えると、安心したのか眠った祖母。

しかし、ふもとで高校時代の友人と会う約束をしていた私。

罪悪感を覚えながらも、その言いつけを無視して、こっそり家を出てしまったのです!

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