日本には地域ごとに方言が存在します。関西弁のようにテレビなどで聞き慣れたものがある一方で、他の地域の人ではなかなか理解できない方言も……。これは筆者が実際に引っ越し先で話が理解できずに困ったエピソードです。
画像: 姑「もうぶちゃりだね」私「はい??」【地方への引越しで大混乱】義両親との会話で困った<プチ方言>

え? どこに行くの?

私は仕事の関係で首都圏から地方に引っ越しをしました。夫の地元でもあり、実家の近くに住むことになったため、姑と会う機会が大幅に増えました。

姑はいつもお土産を持って遊びに来てくれていました。話が弾んで夕方になった頃に「そろそろ行ってみるわ」と言って帰っていきました。「行ってみる」という意味をそのまま捉えていた私は、何となく意味が分からず「どこに行くんだろう?」と思っていたのです。

ぶちゃる? おくり?

ある日のこと、夫の実家で舅・姑と話していると、舅が靴下に穴が開いたと言い出しました。そのとき姑が言ったのは「もうぶちゃりだね」ぶちゃりという意味が分からず、何となく曖昧にうなずいてしまいました。

また姑と一緒に車で出かけたとき、場所がわからずに道を聞きながら運転していると「そのおくりだよ」と教えてくれたのですが……おくり? とまたしてもわからない単語に遭遇したのです。

夫はほぼ標準語なのに

夫は大学進学で上京するまで、ずっと実家で暮らしていました。でも、夫と結婚前から話しているときに、方言のようなイントネーションや単語を感じたことはなく、引っ越してきて初めて『意味の分からない単語』がたくさん出てきたのです。

夫に姑との会話の話をして、単語の意味を聞いてみました。
●行ってみる→もう帰る
●ぶちゃる→捨てる
●おくり→奥

確かに夫の教えてくれた意味を当てはめると、姑の言っていた話が理解できるのです。でも夫はほぼ標準語。「あなたは何で方言を話さないの?」と聞いてみました。

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