初めての育児は緊張と不安が伴いますよね。それでも、情報を集めながら一生懸命育児をするのが親というもの。
しかし、世の中には「母親は本能で育児を理解できている」と勘違いしている男性が少なくないのかも。
今回は、私が第一子出産後に、育児に受け身の夫にブチ切れた話をご紹介します。
画像: ftnews.jp
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出産前は喧嘩もしない仲良し夫婦

私と夫は遠距離恋愛の末に結婚しました。
夫は転勤族で、結婚後は実家も義実家も遠い場所に引っ越した私。
しかも寒冷地で冬は雪が積もる場所でした。
第一子出産予定日は真冬だったので、早めに里帰りして出産し、産後2カ月実家にお世話になることに。
遠距離恋愛ベテランだったので、長期の里帰りに抵抗がない私たち。
もともとほとんど喧嘩もない仲良し夫婦で、里帰り中も問題なくコミュニケーションをとっていました。

里帰り出産の私と赤ちゃんに会いにきた夫

出産時、夫は遠方から駆け付け立ち合い出産をしてくれました。
2人で我が子の誕生を喜び合い、夫は仕事のために自宅へ帰ることに。
私は毎日のように赤ちゃんの写真や動画を送りながら、母の助けを借りて慣れない育児に奮闘。
そして、心身共に疲れていきました。

出産から2週間後、仕事の都合をつけて私と赤ちゃんに会いにきてくれた夫。
疲労困憊の中、それでも「夫と赤ちゃんの交流をたくさんしなければ!」と頑張る私。
授乳や沐浴、おむつ替えの仕方などを丁寧に教えました。

脳内お花畑の夫に産後情緒不安定の私ブチ切れ

しかし、夫の覚えがとにかく悪い。
そもそも「オレに娘ができた♡」と脳内お花畑で、育児の大変さが全くわかっていません。
何度も同じことを質問され、教えた直後に全然違うことをされ、私はイライラ。
「これってどうやるんだっけ?」と再び同じ質問をされ、ついにブチ切れてしまいました。

「同じこと何度も何度も聞かないでよ!こっちはすっごく疲れてるんだからさ!」

最初はビックリした様子の夫は、直後にムッとしてこう言いました。

「そんなの、初めてなんだからわからなくても仕方ないだろ」

はぁぁぁぁぁ!?!?!?
産後情緒不安定の私は、他人事のような夫に怒り爆発し、涙が溢れてきました。

「私だって初めてなんですけど!?それでも毎日頑張ってるの!あなたも少しは勉強しなさいよ!これ読んで出直してきて!」

そして、横に置いてあった育児書を投げつけて号泣。
騒ぎに気づいた母が駆け付け、夫に「ごめんなさいね」と謝ってくれ、夫もオロオロ。
結局私の気持ちが落ち着かず、その日は帰ってもらいました。

あの頃はお互い若かった…

その後、電話で仲直りをした私たち。
今思えば、未熟ながらも夫は一生懸命だったと思います。
しかし、あの頃はお互いに若く、そして親として初心者で余裕がありませんでした。
夫は産後の妻の神経過敏さを甘く見ており、私も必要以上に頑張ってカリカリしていたのでしょう。
それでも、妻におんぶに抱っこの夫の態度は問題ありだと思います。
産後の妻に対して、夫は最上級丁寧に優しく接してほしいものです。

ftnコラムニスト:ききた

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